一般社団法人 長野県新聞販売従業員共済厚生会

取材報告

宮嶋 佑月(中込中3年・佐久市)

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<情報見極める力付ける必要>

 「普段どうやって情報を取得していますか」と米国で17人に質問した。インターネットと答えたのは13人、テレビ2人、ラジオ1人、新聞1人だった。
 インターネットの13人に「その情報を信用できますか」と聞いてみた。「はい」と答えた人は1人だけで、「いいえ」が3人。「信用できたり信用できなかったりする」が9人だった。
 インターネットで情報を取得する人は多いのに、完全には信用していないという結果だった。私はスマホもパソコンも使っていないので、インターネットのことはあまり分からないが、この結果に少し驚いた。
 新聞で情報を取得すると答えたニューヨークの20代女性サラさんは「印刷されている方が読みやすい」「たくさんの情報が載っていて、一気にニュースが分かる」と答えた。
 ニューヨークの移民博物館スタッフのダイアナさん(47)は「インターネットで新聞記事を読む」と答えてくれた。インターネットで取得する情報の中では、新聞記事が信用できると話した。
 私は中学1年の夏から新聞を読み始め、今は1日に2回、朝と夕方に読んでいる。私もサラさんと同じように、紙に印刷されている方が信用できると感じている。
 さまざまなメディアを通じて流れてくる情報に対し、信頼できるかどうか、自分で見極める力を付けることが必要だと思う。


<地球環境考えた行動に驚き>

 「言葉より行動を」
 ワシントンの昼食でゲストだった大学生アクセルさんの言葉だ。地球には、さまざまな環境問題がある。アクセルさんはリサイクルしやすいように空き缶の分別をしたり、公共交通機関を使うようにしたりして、環境に優しい行動を心掛けているという。
 ニューヨークで質問した女性2人組のポーラさん(ルイジアナ州)、アリソンさん(カナダ)は牛肉を食べないようにしていると教えてくれた。牛を飼うことで二酸化炭素やメタンガスが増えてしまうという。そのために牛を食べない取り組みをしているそうだ。そんな考え方を初めて聞いて、とても驚いた。
 地球温暖化を信じないという人もいた。「50年前と同じことが繰り返されているだけだ」。そう答えた人もいた。いろいろな考え方があることを改めて感じた。
 この派遣中、私はたくさんの人に会った。中には仕事の合間に答えてくださった人もいた。取材を受けてくれた人たちに感謝したい。

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