甘利 胡春(第六中1年・上田市)
<インスタ映え人気 日本同様>
日本では、タピオカが大流行している。私が住む上田市でも、休日となればタピオカ屋さんは大行列だ。お店の前では、多くの人がインスタ映えを目的に写真を撮っている。私もタピオカの写真を撮ったり、飲んだりすることに夢中だ。米国の若者も日本と同じようにインスタ映えを狙って食べ物の写真を撮っているのか、どんな食べ物が流行しているのか取材した。
ワシントンDCのリンカーン記念堂近くで質問した16歳女子は「ボバティーが大好き」と答えた。ボバティーはタピオカの粒が入った飲み物。インスタグラムに写真を撮ってよく掲載するそうだ。
同じく地元の10代男子グループ7人に聞くと、分からないと首をかしげていた。男子はあまり、インスタ映えに興味がないようだった。
ワシントンDC近くのアーリントンで交流した15歳女子2人は「ギャラクシーケーキ」と答えた。表面に銀河が描かれており、とてもおいしいというわけではないが、インスタ映えを目的に食べると話していた。
このほか「ジオードケーキ」「たい焼きアイス」が挙がった。聞いたことがなかったので帰国後に調べた。ジオードケーキは砂糖やあめで水晶を再現したケーキで、とても美しい。たい焼きアイスは、たい焼きがアイスクリームを飲み込んでいるような形をしていて、ニューヨーク生まれらしい。どちらもおいしそうだ。
日本と同様、米国の10代女子にもインスタ映えする食べ物が人気だと知って、親しみを感じた。買い物で母と東京へ行くことがある。次に行くときは、これらの食べ物を探して味わってみたい。
<多様な人種 受け入れる社会>
私が米国の街を歩いていると、肌の色や目の色が異なる人がたくさんいた。日本では日本人がほとんどで、外国人がいると、特別な目で見てしまいがちだ。米国に住む人々は、さまざまな人種の人と暮らすことを、どのように思っているのだろうか。7人に聞いてみた。
スペイン出身の47歳男性は、いろいろな人種の人と生活することはすごくいいと思うと話した。ニュージャージー州の71歳夫婦は、いろいろな人種の人がいるからこそのアメリカだと答えていた。自分では、人種や文化が違うと、一緒に生活するのは難しくて大変な面もあるのではないかと思っていた。取材では、そういう声は聞かずにびっくりした。
アメリカに住む人々は、いろいろな人種の人と暮らすことが当たり前のようだ。私もいろいろな人と関わり、互いに尊重し合い、多様性を受け入れて生きていきたい。