滞在日記 8/3同行記者の報告
米中枢同時テロ、ブロードウェーでCATS
3日はニューヨーク取材が始動しました。
米中枢同時テロは派遣された中高生はほとんど記憶にない事件ですが、現在の世界情勢に続く転機となった大惨事です。語り部に取材をしたり、9・11記念博物館を巡ったりしました。
今日は共同通信社ニューヨーク支局にもお邪魔しました。永田支局長はじめ記者さんたちに昼食や取材先でも質問に答えていただきました。中高生記者に広く深い視野を与えていただきました。
そしてタイムズスクウェアを闊歩(かっぽ)して、最後はブロードウェーで「CATS」を鑑賞。たとえ英語が分からなくても、それぞれの心が揺さぶられたひとときでした。
明日は国連本部、メトロポリタン美術館を訪ねます。がんばろう。
9・11記念博物館米中枢同時テロ語り部のブレンダー・バークマンさんOne World Trade Center 展望台からの眺め暑い中、行列を待ちます。ドキドキ、わくわくCATS・・・名残惜しいみんな
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中学生・高校生派遣感想
髙瀬ひかる(川中島中学2年・長野市) |
今日は9・11テロについて、メモリアルに行ったり、語り部の方にお話を聞いたりした。お話や写真から被害の大きさが分かりました。私はテロを防止することはできません。しかし、その後のケアはできます。自分のできる小さなことから行っていきたいです。
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藤室東子 (三陽中学3年・長野市) |
ブロードウェーのCATS。楽しみにしていた。音やライトの演出で英語が分からない私でも猫の世界に入り込めた。迫力ある歌声に感激し今もずっと爽快な気分。次回は英語を更に勉強して、また絶対見に来ようと心に決めた。
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羽田蒼馬 (塩田中学2年・上田市) |
今日は自由の女神を遠くから見ました。想像していたよりも小さかったですが、本物を間近に見ることができてよかったです。取材できるのは残りわずかだけど、明日の国連本部など、しっかりやりたいと思います。
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小宮山伶佳(軽井沢中学3年・軽井沢町) |
9・11についてお話しくださったブレンダーさんに「テロを防ぐために必要な方法とは何か」と聞いた。「我々が何をすべきか考えることが大切だ」とおっしゃっていた。テロというものは何だか遠いもののように感じていたが、しっかりと自分たちで考えることが大切だということ学んだ。
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加藤優和 (信大付属松本中学2年・松本市) |
今日は9・11メモリアルの前で突撃取材した。8人に声をかけたうち、7人には「時間がない」と断られてしまった。相手の表情や様子からその人に取材ができるのか考えるのは難しいと感じた半面、前に踏み出す勇気をつけることができた。
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城田温大 (明科中学3年・安曇野市) |
今日は9・11ミュージアムでの取材をしました。「フリータイム」の過ごし方について取材をしようと、6人に話し掛けましたが、「時間がないよ」と断られ、答えを聞けたのは1人だけでした。明日はもっと相手の目を見て、大きな声で「エクスキューズミー」と、話し掛けようと思います。
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尾川玲 (白馬中学3年・白馬村) |
トリビュート博物館で9・11の映像を見た。ビルに飛行機が突っ込む瞬間など衝撃的な映像が多くあった。仲間もいつもと違って終始、真剣な表情で見ていた。共同通信NY支局の記者さんらに、今日取材した「メディアに対する見方」についてお聞きした。なるほどと思える話をたくさん聞けた。
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森本快大 (高遠中学2年・伊那市) |
今日は初めてCATSを見た。とても動きがダイナミックで美しかった。透き通るソロの歌声、合唱部分も大迫力で、ドキドキして鳥肌がたった。音楽もノリノリになれる曲が多くて時間が短く感じた。日本に帰ったらビデオなどでまた見たい。
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向山創太 (南箕輪中学3年・南箕輪村) |
9・11メモリアル博物館では今年から来館者に話し掛けることが禁止になり取材はできませんでした。取材は場所や相手の気持ちや状況を考えないといけません。また、自分が何を知りたいのか、細かいところまではっきりさせて取材に臨みたいです。
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佐藤さくら(遠山中学3年・飯田市) |
ブロードウェーのCATSを見て、猫の動きにすごくそっくりで驚きました。また、声量が大きかったり声質がきれいだったりして、うっとりしてしましました。演出が派手でとても見ていて楽しかったです。また、見に行きたいです。
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中曾根愛実(文化学園長野高校1年・長野市) |
今日は9・11トリビュート博物館で当時、消防士をしていたブレンダーさんにお話をお聞きしました。自分がまだ、知らなかったことがあり、聞いていると涙が止まりませんでした。いろいろな人と出会うこと、自分たちには何ができるのか考えることが大切だと思いました。
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西﨑啓吾朗(長野商業高校2年・飯綱町) |
今日は共同通信ニューヨーク支局長にアメリカの食について聞いた。アメリカではヘルシーブームであり日本の長寿というイメージから人気が高まっている。だからもっと日本食を発信すべきだと話していた。明日は国連があるのでがんばります。
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小林京右 (上田東高校2年・上田市) |
初めてのブロードウェー。そこに、私の夢がたくさんつまっていた。動きのキレやそろい方、決してブレない合唱・・・自分が目指している場所が具体的に分かった。すごく楽しかった。明日は取材最終日だ。みんなといられる喜びをかみしめながら、最後の取材を頑張りたい。
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マメダリエフ アクバル(上田染谷丘高校2年・上田市) |
今日は9・11テロの際に消防士として活動したブレンダーさんに話を聞いた。仲間を失う悲しみを感じた。だが彼女は(犯行を実行した)一部の人間だけで全体を決め付けるな、そして憎しみを持つなと言っていた。それはまさに私が聞きたかった言葉だ。
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渡辺早紀 (上田高校1年・小諸市) |
9・11メモリアルミュージアムの展示を見ていると、テロの脅威と恐ろしさ、それがもたらした結果の悲惨さがひしひしと伝わってきました。亡くなった方々の写真があり、その笑顔を見ていると、胸が締め付けられました。
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小祝あおは(松本県ヶ丘高校2年・松本市) |
今日の9・11関連の取材では、通りすがりの人3人の方に話を聞けました。最初は質問をして答えてもらう形でしたが、だんだんその人の人生経験や背景なども雑談を通して分かってきて、より明確でかつ楽しいと感じられる取材ができました。
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荻原愛花 (松本蟻ケ崎高校3年・松本市) |
トリビュート博物館で見た突入の映像やブレンダーさんのお話はとても衝撃的なものであり、その時犠牲者が感じた恐怖をリアルに想像してしまい、胸が痛くなりました 。これほど悲惨なテロがもう二度と起こらないように、次世代である私たちが何をすべきなのか深く考えさせられました。
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赤羽絢夏 (松本深志高校2年・安曇野市) |
WTCが崩れる瞬間をビデオで見たり、現地の方のお話を聞いたりしました。人々の大きな悲しみと乗り越えてきた姿を目の当たりにして、自分がいかに幸せか、また協力することの大切さを痛感しました。
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山口樹稀 (赤穂高校2年・南箕輪村) |
今日は共同通信社の人に話を聞いた。元国連担当の記者に明日、取材する予定の国連について「みなが忘れているアフガニスタンなどで今も支援をしているが期待されるほどの仕事はできていない」という。明日は「何を求められていると思うか」などを聞いてみたい。
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石井愛乃 (飯田高校2年・高森町) |
「まるで地獄だった」と声を震わせて語り部の女性は語った。9・11トリビュート博物館。思い出すのも辛い記憶を私たちに語ってくれた。110階ものビルは一瞬で崩れ、白い灰が街を覆った。この惨劇を繰り返してはならないと強く思った。
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