滞在日記 8/4同行記者の報告
取材最終日は国連本部、メトロポリタン美術館
4日、ついに取材活動最終日になりました。早朝の雷雨で心配された天気でしたが、だれの行いがいいのか、出発の際には、雨が上がっていました。
まずは、楽しみにしていた人も多かった国連本部です。国連は1945年の設立。国際平和と安全保障、人権、経済・社会の発展の3つを活動の柱に、世界193カ国がさまざまな課題の解決に向けて話し合っています。
案内してくれた一人の日本人職員の女性は、中学生時代に知った世界の貧富の格差から「恵まれているという私の感謝をどう(現実に)反映させられるか考えてきて、現在があります」と話してくれました。
メトロポリタン美術館では膨大な作品群の中から、ガイドさんの案内で厳選ポイントを見学。自由時間はお目当ての展示を回ったり、くつろぐ来館者に協力してもらい取材を意欲的にこなしたりする中高生の姿もありました。
取材日程をすべて終えた後は、ホテルでフェアウェルパーティーを開きました。5日間で一番心に残った人や取材、辛かったこと、それを乗り越えた喜びや仲間、随行者への感謝など、一人一人が思い思いに語りました。
家に帰るまでが、学生記者派遣!日本への帰路につきます。
中学生・高校生派遣感想
髙瀬ひかる(川中島中学2年・長野市) |
今日でアメリカでの滞在が終わってしまいます。(取材活動した)この5日間、学校と違う、住む地域も違う20人と過ごしました。最初は緊張しましたが、今ではすっかり仲良くなることができました。20人のみなさん、ありがとうございました!!
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藤室東子 (三陽中学3年・長野市) |
メトロポリタン美術館での取材が派遣記者最後の活動の場だった。後悔の無いよう、最後は思い切って見知らぬ人に英語で直撃取材をした。スムーズに聞く事ができ、1日目では到底考えられないと思うことをやってのけた自分に驚いた。取材の楽しさを知ったし、自信がついた。仲間のみんなと盛り上がって最高だ。別れが惜しい。
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羽田蒼馬 (塩田中学2年・上田市) |
国連本部では、見学ツアーとしては珍しく3つの会議場に入ることができました。また(全体取材活動の昼食で)、国連の広報の方からさまざまな話を聞けました。「核兵器禁止条約は平和にとって有効だと思う」という意見が印象に残りました。最後の取材も一生懸命できてよかったです。
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小宮山伶佳(軽井沢中学3年・軽井沢町) |
今日訪問した国連でガイドをしてくれた松浦さんは、自分が恵まれた環境に生まれたことを感謝するために、貧しい人々を助けたいと思い、国連に勤めていると話していた。それを聞き、自分は一生懸命学び、将来、困った人を助けられるような大人になりたいと思った。
この記者派遣はとても充実した時で、自分の視野を広げられる旅だった。共に旅した仲間に感謝したい。
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加藤優和 (信大付属松本中学2年・松本市) |
アメリカでの取材は長かったようで短かった。自分の目で見て、たくさんのものを自分のものにできた。世界観も大きく変わったし、考え方も豊かにできた。途中、トラブルも少なくなかったけれど、仲間や先生方のおかげで充実したものへと変えることができた。記事を書くまでが学生記者派遣だと思うので、自分の思いをすべてのせた記事にしたい。
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城田温大 (明科中学3年・安曇野市) |
今日はメトロポリタン美術館で取材をしました。川尻千晶さんにも協力してもらい「アメリカ人が好きな休日」について取材しました。アメリカの正月はお酒をたくさん飲んで夜まで遊び通すこともあるそうです。「日本の正月は家族と静かに祝うことができてうらやましい」という意見もあり、日米の違いを改めて感じました。
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尾川玲 (白馬中学3年・白馬村) |
今日は国連本部とメトロポリタン美術館に行った。国連では世界193カ国の代表者が集まる国連総会会議場や実際に会議が行われている議場を見た時は息をのむほど感激した。
今日は取材の最終日だった。同世代の仲間といろいろと話し合えたことは貴重な経験だった。フレンドリーで個性豊かな仲間と出会えて本当によかった。ありがとうございました。
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森本快大 (高遠中学2年・伊那市) |
今日は取材最終日で川尻千晶さんと一緒に取材した。「心に残っている言葉」を聞いたところ、自分自身が勉強になった言葉がほとんどだった。ぼくも、心の中でいつも、大切な言葉を思いながら生活するようにしたい。記事にまとめて、たくさんの人に伝えたい。
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向山創太 (南箕輪中学3年・南箕輪村) |
今日は大人の方だけでなく、先輩にも手助けしてもらいました。おかげで最終日はとても良い取材ができました。一日の最後にはパーティーがありました。サプライズや一人ひと言のあいさつがあり、旅の締めくくりには最高でした。この旅ではなかなか行けない場所に行くことができ、そして何より、初日から全員が打ち解けて仲良く楽しく過ごせてうれしかったです。ありがとうございました。
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佐藤さくら(遠山中学3年・飯田市) |
メトロポリタン美術館では私の目当てだったゴッホの自画像を見られた。ほかの画家の絵もすごくきれいだった。最後の取材では米国人だけでなく他国の人にも話を聞くことができて、いろいろな意見が分かった。記事にまとめたい。
学生記者派遣で仲良くしてくれた友達、先生、添乗員、信毎のみなさん、この企画に関わってくれたすべての人に感謝したい。
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中曾根愛実(文化学園長野高校1年・長野市) |
国連では何を目標にして活動しているのかを学んできました。植民地の独立、平和維持活動、人権を守ることなどがあるそうです。世界は今、どのように動いているのかを知り、これからの世界を維持していく一つなのだと思いました。
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西﨑啓吾朗(長野商業高校2年・飯綱町) |
今日は最終日。国連に行った。ノルウェーの男性とテロをなくす方法について取材した。明確な答えはもらえなかったが、メールを交換できて、友達になれた。
このアメリカでの取材で大きく成長できたと思う。本当に出会ったすべての人に感謝したい。
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小林京右 (上田東高校2年・上田市) |
今日の国連訪問は自分に「平和とは何か」を訴えかけてくる事が多かった。館内の壁画やタイル絵、各国からの贈り物などが平和を訴えかけてきた。「人にされて嬉しい事を他人にする」という黄金律を学んだ。
この学生記者派遣の旅はとても刺激を受けるものばかりだった。貴重な体験を胸に強く生活していきたい。
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マメダリエフ アクバル(上田染谷丘高校2年・上田市) |
取材最終日の今日は大好きな国連で知りたかったことが分かった。国連は戦争を止めたり平和をすぐには実現したりはできない。しかし、イラク難民キャンプへの医療・教育の提供や北朝鮮問題への真剣な取り組みなど、大きなサポートをしている。将来は国連で活動し、その魅力を感じてもらえるようになりたいと思った。
学生記者派遣はとても夢が広がる旅でした。すてきな人々と出会えて一生の思い出です。本当にありがとうございました。
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渡辺早紀 (上田高校1年・小諸市) |
国連本部で見たこと、聞いた事は今までの国連の見方を変えました。仕組みや取り組み、実際に勤めている人からの言葉。どれも私の中の世界を広げてくれました。特に 、世界人権宣言の版画と世界が一日に使った軍事費の20%で世界中の子どもたちが学校に通えて、給食を作れるということが印象に残っています。
5日間の全行程を終えて、本当に貴重な経験の連続だったと感じています。思うように取材できなかったこともありましたが仲間のアドバイスで乗り切れました。この28人で活動できたこと、新たな世界を見せてくれたすべての人に感謝します。ありがとうございました。
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小祝あおは(松本県ヶ丘高校2年・松本市) |
取材最終日を終えて、本当にあっという間の1週間だったなと思います。でも一つ一つ振り返ると貴重な体験で忘れられない思い出になっています。この学生記者派遣を通して得られた力発見した新たな分野をこれからも活用して、自分の将来の夢へとつなげていきたいと思います。
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荻原愛花 (松本蟻ケ崎高校3年・松本市) |
この記者派遣で最も楽しみにしていた国連を見学しました。世界の現状や仕組みを知るうちに、国連への興味がますます膨らみました。また(昼食での全体取材活動で)国連職員の方からはWHOの話も聞けました。自分の将来の方向性をより明確にできました。
今回の学生記者派遣で自分の視野を広げることができて本当によかったです。この経験で得たことを自分の人生にフル活用できるよう、今後も努力していこうと思います。
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赤羽絢夏 (松本深志高校2年・安曇野市) |
今日の取材では国連にいた方々や共同通信ニューヨーク支局長の永田さんらに話を聞く事ができました。みなさん人種も国籍も違うのに、質問したことに対して全員が同 じ認識を示し、とても面白いと思いました。世界に普遍的にあることを知り、自分の考えも俯瞰的に見ることができました。
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山口樹稀 (赤穂高校2年・南箕輪村) |
国連本部へ行った。案内役の国連職員の松浦さんに「国連は何を求められているのか」と質問した。「国連は機関であり、加盟国が働くので、意志を持っているわけではない」とのことだった。自国の利益を第一に考える国もあることと国連の意義を尋ねると「そうした国もあるが、国連があることでどん底の国や人々を救うことはできる」と話してくれた。
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石井愛乃 (飯田高校2年・高森町) |
最終日。国連を訪れた人にLGBT問題について取材した。レズビアンの娘を持つイスラエルの女性は「娘は今、平等のために闘っている。私は娘を誇りに思う」。私は何も言えず、泣きそうになってしまった。
5日間の取材を終え、慣れない英語で話を聞いた。異なる人種、文化を持った人たちと触れ合うことで世界の広さを実感した。
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