一般社団法人 長野県新聞販売従業員共済厚生会

取材報告

有賀 香乃 (才教学園中学2年・岡谷市)

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〈新国立競技場 費用考えて〉
 今、日本国内で2020年に開催される東京五輪でメーンスタジアムとして使用される新国立競技場の問題が注目されている。建設費用が高額だという問題だ。共同通信の日本人への世論調査では、過半数以上が高すぎて反対という結果が出ている。では外国人はどのように思っているのか。ニューヨークにあるメトロポリタン美術館で取材した。
 アメリカ人で大学の教授であるウーリン・シュライガーさん(76)はこの問題を知っていると答えた上で「(高すぎて)信じられない」と言った。オーストラリア人のマイケル・クウィットさん(69)はこの問題を知らなかった。説明すると、「スタジアムは競技のためだけではない。アイデンティティ(東京五輪を象徴するようなもの)にもなりうる」と答えてくれた。
 デザインや使いやすさも大切だが、「国立」ということを視野に入れて費用を考え、東京らしさ、日本らしさを強調していけたら良いと思う。

〈原爆は良い判断だったか〉
 私は、昨年広島を訪れ、平和祈念館で凄惨な展示をたくさん見た。原爆の投下について、アメリカの人は戦争終結のための正しい判断だったと言うと私は予想した。しかし、アメリカン大学の原爆展でインタビューしたところ、違う意見を多く聞いた。
 第2次大戦を経験したウォルター・シップさん(83)に原爆投下は正しかったかと聞くと「他にも選択肢はあったと思う」と語った。母親が日本人のレイチェル・ハートさん(15)、マリコ・ハートさん(13)姉妹にも同じ質問をすると、「良い判断ではない」と言った。2人に学校で原爆についての授業はあるかと聞くと、「ある。ディスカッションしたが、友達のほとんどは良い判断だと言っていた」と話した。
 結果、私のインタビューした4人中4人とも、良い判断ではなかったと言ったことに、驚かされた。
 今回のような展示を世界各地で行い、核が及ぼす影響を目にしてもらうことで、その是非をもう一度考えてみてはどうかと思った。

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