• 山崎花音

    取材報告

    〈世界に誇る日本のカルチャー〉
     アメリカの街ではさまざまな日本語が目に飛び込んできた。KARAOKE、RAMEN、SUSHI…。日本のカルチャーは、アメリカではどう受け入れられているのだろうか。
    イタリア出身の姉妹、イザベラさんとアリアさんは漫画とアニメが好きだという。「漫画は絵がすてき。話の展開もとても面白い」と話す。2人はアニメを通して日本語を勉強中。イザベラさんは日本のキャラクターが好きで「シナモロールは私のお気に入り。とってもキュート」と目を輝かせた。
     音楽はどうか。ベトナム人のビンさんは「J―POPには独特の魅力がある。その落ち着いた雰囲気が好きだ」と語る。アメリカでは今、J―POPがはやっていて、YOASOBIや藤井風が人気という。日本の曲がたくさん入ったビンさんのプレイリストを見せてもらった。
     食文化も人気がある。共同通信ニューヨーク支局で働くエリック・ピーターズさん(26)に現地のラーメン事情を聞いた。いくつか店があるが、値段はなんと1杯約17㌦、日本円だと約2400円もするというのだ。「ラーメンは高級でぜいたくなイメージがあり、少しずつ味わって食べる」とも。日本との大きな違いに驚いた。
     今回の取材を通して、日本に憧れる人や日本の文化を尊敬する人にたくさん会うことができた。そんな人たちの日本への思いを聞いていると、とてもうれしい気持ちになった。自分の国は海の向こう側まで受け入れられている。そんな日本を誇らしく感じ、日本人の一人としてもっと日本を好きになりたいと思う。

    〈一人一人の力を合わせて世界変える〉
     アメリカでは、地球環境を守るためにどんな取り組みをしているのか、取材した。ホワイトハウス前にいた20代の女性は、繰り返し使え、長く使い続けられるものを選ぶように心がけているそうだ。その上で、「環境に配慮したものを買うとお金がかかることが多い。安いものを選択すると自然と環境には優しくなくなっている」と、取り組みの難しさを語ってくれた。
     リンカーン記念堂で話を聞いた60代の夫婦は「リサイクルを心がけているが、環境問題への取り組みはなかなか積極的に実践できていない」と話した。
     取材を進める中で、環境問題と聞いて気候変動をイメージする人がいなかったのが私には意外だった。私が実際にアメリカに滞在したときは日本ほど暑くなく、過ごしやすいと感じた。このことから、気候面で切迫した課題に直面している人たちは問題を深刻に捉え、対策を考えるが、その他の地域の人たちはなかなか自分ごととして感じるのが難しいのではないかと思った。
    全世界で環境問題に取り組んでいくには、環境問題が深刻な影響を及ぼしている地域の現状を世界中で共有していくべきだ。
     国連で私たちのガイドをしてくれた20代の女性は「国連は完璧ではない。すべての国を天国に連れて行くことはできないかもしれない。ただ地獄から救い出すことはできるだろう」と話した。「国際問題などの大きな課題は個人で解決していくのは難しいと思われがちだが、一人一人の力を合わせることで世界を変えることができる」。国連で働き世界のさまざまな問題を見ている彼女のその言葉はずっしりと重みがあり、私の心に響いた。
     わたしたちは地球環境を守るために何をするべきか。それは世界各地で違ってくるだろう。答えのない問題に向き合うことは簡単なことではないが、一人一人の力で世界を変えていきたい。

  • 山崎花音

    8/4滞在日記 感想

    午前中は自由の女神があるリバティ島へ行った。そこでとてもラッキーなことが起きた。ずっと曇っていた空が、私たちが写真撮影する瞬間だけ晴れたのだ!その後フェアウェルパーティーをやった。いよいよ明日帰るんだなあと思うと寂しい気持ちでいっぱいだった。

  • 山崎花音

    8/3滞在日記 感想

    今回のアメリカ派遣で一番楽しみにしていた日程のひとつである、MLB観戦があった。ホームランを打ったときのリアクションや、ブーイングなどを聞いて「これがアメリカだなぁ」と感じた。エンターテイメント性が高く最高に盛り上がり、今までにないワクワクを感じた。

  • 山崎花音

    8/2滞在日記 感想

    ワシントンDC最終日だった。だいぶ取材することに慣れてきて、たくさん情報を集めることができたので良かった。午後からはニューヨークに移った。高い建物やキラキラとまぶしいお店を見てとてもワクワクした。タイムズスクエアの真ん中に立っているときは、夢のような気分だった。

  • 山崎花音

    8/1滞在日記 感想

    今日一番心に残ったことはアーリントンでの同世代との交流会だ。日本の文化についてを言語化し、相手に伝えるのが難しかったが、みんな私の話に耳を傾けてくれた。たった4時間の間だったがたくさんコミュニケーションをとって、さっき初めて会ったのが噓かのように仲良くなることができ、とてもhappyな気分だった。

  • 山崎花音

    7/31滞在日記 感想

    最初に連邦議会議事堂を見学した。とても大きく、美しい建物で、「アメリカに来たなー!」と実感した。今日は初めて取材した。実際に質問してみると答えが返ってこないことや、主旨がかわってしまうことがあった。明日からは今日の反省を生かして、相手が答えやすいような質問の仕方をしたい。

  • 山崎花音

    7/30滞在日記 感想

    今日はとても長い1日だった。自分の家を出たのがまだ今日のことなんて信じられない。30日の4時頃に日本を出発して、30日の3時半にアメリカに着くという不思議な体験をした。初めてアメリカに上陸して、何もかもが新鮮だった。明日からは本格的に取材が始まるのでがんばりたい。

  • 山崎花音

    事前学習会 感想

    学習会が始まったときは緊張した雰囲気だったが、コミュニケーションをとって仲間と打ち解けることができて良かった。午後のワークショップでは、20人のメンバーそれぞれが多様な考えを持っていてとてもよいディスカッションができた。渡米までの1ヶ月間、実際に現地で取材ができるように準備をしっかりしていきたい。