• ムヒブル・ラフマン

    取材報告

    〈米同時多発テロの惨劇 若い世代も知って〉
     あの惨劇を忘れてはならない―。
     平穏な日常を切り裂く旅客機のごう音、ビルの崩壊する音…。2001年9月11日に発生した米同時多発テロの全容が眠る場所を見学した。
     崩壊したワールド・トレードセンタービルがあった場所には、犠牲者を悼む巨大なモニュメント「プール」が二つ造られていた。そこでは滝のように水が流れ、周囲には被害者の名前が無数に彫られていた。名前の部分に追悼のバラが挿されたものもあった。
     9・11記念博物館では、ハイジャックされた飛行機がたどったルートや崩壊したビルのがれき、焼けた消防車、さらには当時の人々の持ち物に至るまであらゆるものが展示されていた。切迫した様子で事件を伝える当時のテレビニュースも流れ、惨劇が脳裏に浮かび上がる思いがした。
     同時多発テロは私が生まれる前の出来事だ。私が一番印象に残ったのは、火災の熱に耐えかね、高層ビルから人々が次々と飛び降りたという話だ。追い詰められて高層ビルから飛び降りることがどれほど恐ろしいことか、私には想像すらできない。
     展示されているものを見ながら私は自分と同じくらいの年頃の3人組の白人男性と話すことができた。彼らは大学生で、休みを利用して見に来ているという。彼らのうちの一人は「私たちアメリカ人に対してあの事件はあまりに多くのものを奪った」と語った。
     私が最も関心をそそられたのは、訪問者がメッセージを残せる電子掲示板のような展示だ。そこには、世界中のさまざまな言語で言葉が残され、遺族に対するコメントだけでなく、救出活動に最後まで尽力し、殉職していった消防、警察の方々へ感謝や敬意を表するメッセージもたくさん残されていた。
     今回、テロ事件の現場を訪れて学び、記事を書き残すことができた。世界の人々が改めてこの事件に目を向けてもらえればと願う。

    〈心を動かす日本のアニメ〉
     学生記者としての最初の取材地となったのは、ワシントンD.C.にあるリンカーン記念堂だ。そこで大きな声で客引きをしていた20代の黒人男性に取材した。人生で初めてのアメリカでの取材で、とても緊張しており、初めはうまく話すこともできなかったが、彼はとても楽しそうに話を聞いてくれた。彼はリンカーン記念堂で仲間と飲み物を売りながら、大きな音で音楽をかけるのが楽しみの一つだという。
     そんな彼は、日本を代表するアニメの一つ「七つの大罪」が大好きで、その中でも「メリオダス」というキャラクターが一番好きだと話す。日本に強い憧れを持っているといい、今回の取材内容が日本の新聞に載るということを話すと、「それはどこの新聞社か?」と目を輝かせながら聞いた。「日本の長野県にある信濃毎日新聞という会社です」と答えるとうれしそうにスマホで検索し、保存までしていた。
     取材を続けた。ホワイトハウスの前では、目を引くパーカーを着て、スケートボードを背負った20代の黒人男性ドルウィンさんにも取材した。この日は友達と待ち合わせをしていたようだ。彼は、これもまた日本を代表するアニメである「鬼滅の刃」が大好きだという。日本のアニメは名作ばかりでどれも好きだが、なかでも「鬼滅の刃」は断トツで、特に、そのかっこよさから「音柱:宇髄天元」というキャラクターが一番好きだということも教えてくれた。
     そんな彼から更に興味深い話を聞くことができた。彼は一つのことに長く取り組むことが得意ではなく、すぐ飽きてしまうことが多かったという。しかし、「鬼滅の刃」の主人公である「炭治郎」が鬼にされてしまった家族を救うために、ひたむきに何年も努力し、強敵と戦う姿にとても感動し、今では少しずつではあるが、自分も一つのことをできるだけ長く続ける努力をしているという。
     今回の取材では、「NARUTO」「ドラゴンボール」などの昔から人気のあるアニメから、「SPY✕FAMILY」「呪術廻戦」といった最近アニメ化された作品までさまざまなアニメが話題になった。そんな中でも、「このアニメを好きになったからコスプレを始めてみた」や「あのアニメを見てから私の価値観はかなり変わった」など、日本のアニメから自分の人生に影響を受けたというアメリカ人はたくさんいた。
     日本のアニメはその豊富なキャラクターデザインだけでなく、見る人の心に響くストーリーによって世界中で愛されている。取材を通じて自分の想像をはるかに超える話を直接聴くことができ、改めて日本のアニメのすごさを肌で感じるとても良い機会だった。

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    8/4滞在日記 感想

    派遣取材の最終日となる今日は、リバティ島・エリス島を巡り、移民博物館を訪れました。最終日ということもあり、自分もふくめ、みんな仕上げに入っている段階でした。その後は、メトロポリタン美術館へ行き、最後に市内のレストランで、みんなで食事会をしました。このメンバーで派遣に行けて本当に良かったです。

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    8/3滞在日記 感想

    9.11メモリアルでは、プールと呼ばれる巨大な水が流れる施設の見学から始まり、一連の出来事を当時の映像・音声などを交えた展示をたくさん見ました。どれも心が痛くなるものばかりでしたが、最後に見た伝言パネルの展示で世界から寄せられるメッセージを見て確実に前に進んでいると感じたと同時に、歴史についてもっと自分たちが学ぶ必要があると感じました。

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    8/2滞在日記 感想

    今日はホワイトハウスを最初に見学して、そのまま取材にうつりました。旅行客が多く苦戦しましたが、学生記者と知ると笑顔で対応してくださり、記事を書くための材料をそろえることができました。ニューヨークはワシントンとうって変わって、とても賑やかな街でした。人や情報が多いので、明日からの取材が楽しみです。

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    8/1滞在日記 感想

    アーリントンで自分たちと同じような年齢の方でさまざまな方と日本文化体験を行いました。日本とのハーフの方や日本語を勉強してペラペラの方などお互いにコミュニケーションの取り方を模索していき、とても有意義な時間を過ごすことができました。自分の考えを改めて確認し、たくさん取材できたのでしっかり記事にしたいです。

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    7/31滞在日記 感想

    朝食バイキングから始まった2日目では、連邦議会へ行きました。厳重な検査を抜け、壮大な像をたくさん見ました。その後リンカーン記念堂へと向かい、個人で取材を行いました。つたない英語でも意味をくみとって理解してくれてとても親切に答えてくれました。共通の話で盛り上がれたのは、とても嬉しかったです。

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    7/30滞在日記 感想

    今日は移動に継ぐ移動で、見たことない景色をたくさん見ました。特に飛行機でたまたま席が同じになった外国人の方がたくさん話しかけてきてくださり、アメリカで取材をはじめる前に英語で話すという体験ができました。見慣れないもの、聞き慣れないものが多くありましたが、とても刺激的な1日となりました。

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    事前学習会 感想

    県内の様々な学校からたくさんの人が来ていて、最初はとても緊張してうまく話すことができなかったですが、ワークショップやグループワークで打ちとけて、色々な人と話すことができました。年齢関係なくフレンドリーな人が多く、楽しく学習会に参加でき、インタビューなどを通じて相手のことも知れて、とても楽しめました。