• 荻原郁

    取材報告

    〈昨日の夕食は何? 米国人の食生活を探る〉
     米国では一般に比較的裕福な人が健康を意識した食品を食べ、貧困層の人がいわゆるジャンクフードを食べがちだと聞く。コロナ禍で自炊する人が増えたと言われる中、アメリカ人の食習慣はどう変化したのか。私は「昨日の夕食」をテーマに取材。誰と、どこで、何を食べたのかを聞いて回った。
     ワシントンのリンカーン記念堂前で陽気にドリンクを売っていた20代の黒人男性は「いつもは家で家族と食事している。昨夜もスパゲティを家族と食べた」と話した。ホワイトハウス近くでスケートボードを背負い、友達を待っていたという無職の男性(28)は「大体いつもは家で電子レンジ調理の食品を食べる。節約のために食べないこともある」と話した。
     リンカーン記念堂前の木陰で涼んでいた50代の女性高校教師は「いつもは大体好きなものを店に食べに行く。昨日はイタリアンのお店に行った」と話した。看護師やライターの人にも聞いたが、比較的よく外食すると聞いた。
     米国人の食生活の変化や傾向は今回、はっきりとは見えてこなかったが、食のあり方には、その人の育ってきた環境や社会情勢などが反映されているように感じた。みんなの食が整い、誰もが健康に暮らせる世界になるよう、私も少しでも貢献していきたい。

    〈食と健康 米国人の意識は〉
    「皆さんが毎日の食事で気をつけていることはありますか?」
     そう聞かれて思い浮かぶのは、脂質や塩分を控える、野菜をたくさん食べる、緑・黄・赤の栄養素をバランス良く取る、旬の食材を食べる…などだろう。日本人は多くの人がこうした栄養への意識を少なからず持っている。しかし、これは世界的にはレアケースなのかもしれない。
     私は今回の米国派遣で、小学生から70代までのさまざまな人に「あなたの昨日の夕食は何ですか? また、食事で気をつけていることは?」と質問した。するとほとんどの人の夕食が、チキンのみ、焼いたタコとライス、またクッキーだけなど、栄養への配慮に欠けているのではないかと感じる答えが返ってきた。そこで、学校での栄養教育や食育について取材を進めることにした。
     米国では「保健」の授業で食べ物の栄養素などについて学ぶと知った。エリス島で会った高校教師のグレッグさん(31)によると、その内容は州ごとに力の入れ具合がさまざまだという。彼が住むカリフォルニア州の小学校では、バランスの良い食事を呼び掛けるポスターの掲示や各栄養素の特徴を示す「フードピラミッド」の説明などを教わるという。高校ではカロリー計算の授業がある。
     それに対しオクラホマ州在住のコータニーさん(32)とブライス君(10)の親子は、小学校で栄養バランスを呼び掛けるポスター掲示があるくらいだと話す。
     学校給食についても取材した。話を聞いた5人の住む州はバラバラだったが、全員が学校給食はあると答え、その内容は、さまざまな宗教や人種に対応するメニューになっていたという。
     また、健康教育に力を入れるカリフォルニア州では、新型コロナウイルスの感染拡大時に、特に貧困層の子供たちを心配し無料で教師たちが子供の家へ給食を配ったそうだ。
     なぜ米国人の栄養への意識は高くないように見えるのか。その1番の理由は、米国人の自由な性格や、日本人のきまじめな性格に由来するのかもしれないと感じた。国が違えば文化も違う、そして人々の性格までも違うことに気づき、とても面白いと思った。

  • 荻原郁

    8/4滞在日記 感想

    今日はとにかく楽しい1日でした!リバティ島にエリス島、メトロポリタン美術館と米国を象徴する場へ行き、美しい景色・物・楽しい人々に出会いました。例えば取材先ですごく親切な方や、お土産屋で気さくな店員さんと出会い仲良くなりました。夜食のパーティーも楽しすぎて、本当に今日まで素敵な人々に出会えて幸せです。

  • 荻原郁

    8/3滞在日記 感想

    今日は沢山心を揺さぶられた1日でした。特に、午前中に行った9.11記念博物館では、その悲惨さを改めて知り私自身もっと知らないといけないと思ったし、日本の同世代もよく知るべきだと実感しました。また夜のMLB観戦でも、大きなスタジアムいっぱいの現地の方の熱気を、声援や雰囲気で体感し、とても楽しかったです。

  • 荻原郁

    8/2滞在日記 感想

    今日は、真面目&不良な1日だった。滞在最終日となったワシントンでは、アメリカの歴史を学びみんなでお土産を買い大好きなガイドさん達とお別れをしました。NYまでの移動中行った取材の確認ではその難しさも痛感しました。夜はNYで、美しい夜景やアメリカノリを楽しみました。残り半分、学び、楽しみきりたいです!

  • 荻原郁

    8/1滞在日記 感想

    今日は周りの方の支えの力の偉大さを感じた1日でした。アーリントンの学生達との交流では、つたない英語に皆さんが真摯に向き合い活動を楽しんで下さいました。交流の準備段階では私達学生記者の皆で支え合いながら準備を進めました。交流会や多場面で、引率の方々が沢山支えてくれました。私も人の力になりたいです。

  • 荻原郁

    7/31滞在日記 感想

    今日は五感で米国を体験したなと感じた1日でした。ワシントンの街で、口にする食事、目に見える物、匂いや天候、聞き、触れる物全てで米国を感じられて楽しかったです!どこのお店でも上手くカードが使えず既にお金がギリギリになる問題も起きたけれど、これも貴重な体験です。すべての感情や体験を一生覚えていたいです。

  • 荻原郁

    7/30滞在日記 感想

    今日“初”の多い日だった。初の10時間を超えるフライト、初の羽田空港高級レストラン、初の米国上陸に、初の左ハンドルバスに初の1日37時間…。本当に貴重な体験ばかりの1日で、この環境を作って下さった皆さんに感謝の気持ちでいっぱいです。楽しくて素敵な仲間にも恵まれて明日からの日々に期待大です!

  • 荻原郁

    事前学習会 感想

    今日は米国取材へのワクワクが何倍にも大きくなった1日でした。一緒にアメリカへ行く仲間と初めて顔合わせをしましたが、皆さんユーモアがあって、優しくて、考えが様々で、(美男美女で..)交流をするのが楽しかったです。OGの方から具体的な話を聞けたのも、すごく身になりました。出発まで1か月、沢山準備します!