• 篠崎諒子

    取材報告

    〈アメリカが教えてくれた日本のぶどうの魅力〉
    「ぶどうを買うときには、色の違いと触ったときの感触で判断するから品種は知らない。」こう話をしてくれたのは、レイチェルさん(21)。彼女の話によると、アメリカではぶどうを買う際に品種は気にしないそうだ。
     私は、小学校3年生からぶどうの研究をしている。日本では、さまざまな品種のぶどうが販売され、近年では、シャインマスカットのように、甘くて種がなく皮ごと食べられる品種が好まれる傾向にある。そこで、アメリカでは、どのようなぶどう売られ、好まれているのかを取材した。
     アメリカのスーパーでは、赤い種無しぶどう(red seedless grapes)のように書かれていて、詳しい品種が書かれていなかった。街で取材をしてみても、取材した全ての人が、色(赤か緑か)と触ったときの感触(ぶよぶよしていないか実が詰まっているか)などの観点で買うと答えた。赤は甘味が強いぶどう、緑はさっぱりした甘さのぶどうという印象があるようで、どのような味のぶどうかは色で判断すると言う。
     原産国を見て買うと答えた人もいた。ステファニーさん(28)は、「イタリア産とギリシャ産のぶどうは温暖な気候だからとても甘くておいしい」と教えてくれた。ペイジさん(17)が「日本には有名なぶどうの品種があるのは知っているけれど、アメリカでは買えない。」と答えたように、日本のぶどうの品種がブランドとして知られていることにも驚いた。ペイジさんは「日本の果物は甘くておいしいと有名だ」とも答えてくれた。アミカさん(17)は「シャインマスカットは食べたことがある。すごく甘くてアメリカではこのようなぶどうはないと思う」と答えてくれた。
     この取材を通して、アメリカでは日本ほどぶどうの品種はなく、人々も色と感触を重視してぶどうを選んでいる様子がうかがえた。日本のぶどうの種類の多さや品質の高さについても改めて気づかされ、もっと日本のぶどうを追究していきたいと思った。

    〈「got milk?」 アメリカの牛乳事情〉

    「『got milk?』のCMを知っているかい」とマーティーさん(81)。最初、私は何のことか分からなかった。詳しく聞いてみると、有名人(俳優)が牛乳を飲み、飲んだ後にできるミルクの口ひげを見せて、人々に牛乳を飲むことに興味をもってもらおうとしたCMで、ミルク製造業者と酪農家が協力して牛乳の消費量を上げるために制作したキャンペーン広告とのことだ。アメリカには、牛乳の消費量を上げようとする取り組みがあるようだ。
     アメリカの牧場は広大で、たくさんの牛から多くの牛乳が採れるというイメージがある。だが、最近、アメリカでは牛乳の摂取量が年々減っているということが言われており、牧場の経営に興味がある私は大きな衝撃を受けた。
     実際取材をしてみると、「牛乳が好きだから飲む」という人と「小さい頃はカルシウムを取るために飲んでいたけれど、元々好きで飲んでいたわけではないから、今は飲んでいない」という二つの意見が多かった。「アレルギだけど牛乳が大好きだから、薬を飲んでアイスや乳製品などをよく食べる」とチェルシーさん(29)は言っていた。一方で、ソフィアさん(24)によると、「昔は、チョコチップクッキーとホットミルクや、パンとアイスミルクなど甘いものとセットで食べる習慣があった」が、「今はたくさんの種類のミルクが売られていてどれを買えばいいか分からなくなってしまい、今までの習慣が薄れている」という側面もあるようだ。ビンさん(17)も「小さい頃は飲めたけれど、今はお腹が痛くなるからアーモンドミルク(almond milk)や豆乳(soy milk)を飲む」と言っていた。実際に、スーパーに行ってみると、アーモンドミルクや豆乳以外にも、オーツミルク(oat milk)、ライスミルク(rice milk)、ココナッツミルク(coconut milk)、マカデミアミルク(macadamia milk)などの植物性ミルクが売られていた。テリーさん(53)とタニヤさん(53)は「牛乳の匂いや味、舌触りは苦手だけれど、アイスやチーズなどの乳製品は大好きだ」と言っていた。
     アメリカでは、食習慣の変化や健康志向の高まりから、いろいろなミルクが販売されるよう になり、購入の選択肢が増えたことによって牛乳を飲む人が少なくなったのではないだろうか。

  • 篠崎諒子

    8/4滞在日記 感想

    今日は自由の女神やメトロポリタン美術館に行ったり、フェアウェルパーティーをしたりしました。自由の女神はとても大きく、メトロポリタン美術館では絵画の裏側を知ることができました。最後のフェアウェルパーティーではレストランでたくさんのおいしい料理が出てきました。これで明日はもう帰国してしまうけれど、みんなととてもいい思い出が作れてうれしかったです。

  • 篠崎諒子

    8/3滞在日記 感想

    今日、ヤンキースタジアムでニューヨークヤンキース対ヒューストンアストロズの野球観戦をしました。初めてスタジアムで野球を観戦しました。目の前でプロの野球選手の方たちが球を投げたりホームランを打ったりする姿を見ることができてとてもうれしかったです。テレビで見るだけでは感じられないことを味わうことができ、思い出の1つに残りました。

  • 篠崎諒子

    8/2滞在日記 感想

    今日、ワシントンDCからニューヨークへ5時間かけてバスで移動しました。トップ オブ ザ ロックとタイムズ スクエアに行きました。月が黄色くかがやいていて夜景がとてもきれいでした。明日は、国連本部、リバティーパークやヤンキーススタジアムでの野球観戦があるので、とても楽しみにしています。

  • 篠崎諒子

    8/1滞在日記 感想

    今日、同世代との交流会がありました。私は、日本の文化の1つである習字を教えました。最初は「難しい」と言っていましたが、一生懸命書いていて、完成した際によろこんでもらえたのでうれしかったです。また、日本の文化を英語で説明し、分かってもらえたとき、英語でのコミュニケーションの楽しさに改めて気づかされました。

  • 篠崎諒子

    7/31滞在日記 感想

    今日、リンカーン記念堂の前で、取材をしました。最初は、しっかりと取材できるか心配でしたが、英語で自分の気持ちを伝えることができたときはとても嬉しかったです。昼食と夕食も、中華料理やシーフード料理で最高においしかったです。明日は、同世代との交流会が楽しみです。英語を使ってコミュニケーションがとれるといいです。

  • 篠崎諒子

    7/30滞在日記 感想

    待ちに待ったアメリカにいざ到着しました。約12時間の飛行機も友達と話して過ごしていたらあっという間に感じました。ワシントンDCに着くと、大都会のようにビルや大きな建物がずらりと並んでいて、本当にアメリカへ来たんだという実感が湧きました。明日は、いよいよ取材をするので、自分から英語で積極的に声をかけたいと思います。

  • 篠崎諒子

    事前学習会 感想

    私は、アメリカに行き同世代の人との交流会が楽しみです。今日、事前学習会で話し合ったことを基に日本の文化を伝えたり体験してもらったりできればいいです。また、アメリカの文化についても知る機会なので英語を通して会話をし、異文化を知ったり伝え合ったりしたいと思います。