山下光貴

〈理解と尊重が平和への一歩に〉
　同世代との交流会で、私のグループは、折り紙のブースを担当した。折り方を教えながら、同世代の人と話して感じたことは、初対面なのに、とてもフレンドリーに接してくれたことだ。日本では普段、初めて会う人には警戒しつつ、徐々に仲良くなる感じだ。私は日本人と会話するとき、言いたいことを察して空気を読み、直接的な表現を避け、相手に伝えたいことは遠回しに伝えてきた。
　留学経験のある兄から、アメリカに行ったら自分の思っていることを隠さず、はっきり伝えることが大切だと聞いた。私も今回の取材で、そのことの大切さに気づいた。日米どちらのスタイルが良いというのではない。両方の文化を互いに理解し、尊重するということだ。それが世界平和を実現する第一歩になるかもしれない。
　今回、国立航空宇宙博物館別館で、広島に原爆を投下したエノラ・ゲイを見た。アメリカから帰国した日はちょうど広島に原爆が投下された日だった。今回の経験は自分にとって世界平和を考えるきっかけになった気がする。

〈アメリカの医療、現状を取材〉
　日本では公的医療保険のおかげで、病院にかかるときは多くの人が３割負担となり、高額の医療費を払わないで済む。私の住む佐久市では、１８歳未満の場合、市や長野県の補助で医療費は月５００円までの窓口負担で受診できる。しかし、アメリカの場合は民間の医療保険に入る人が多いなど、日本と状況は大きく異なるようだ。私は米国の現状を取材した。
　「あなたは医療保険にはいっていますか？」と11人に聞いたところ、「はい」と答えた人が８人だった。
　「いつ入ったか？」と聞くと、「子どものときから」と答えた人が２人、「働くようになってから」は６人いた。子どもの時はけがや病気などにならず必要なかったと言っていた。それを聞いて私は驚いた。私は幼いころからたくさんけがをしていて、市の補助金の恩恵を何度も受けたからだ。
　「いいえ」と答えたテキサス州在住のヴィクトリアさん(25)さんに「ケガをしたとき、病気にかかったとき、薬を買うとき費用はどうするのか？」と聞くと、「費用は高くてすぐに払えないから分割で」と答えた。
　ヴィクトリアさんに「アメリカの医療の問題は何か」と聞いたら、「病院側に問題がある。保険に加入しているかどうかで治療の優先順位が変わり、何時間も病院で待たされた。それに、治る病気も治らなかった」と答えた。
　一方、私の質問に対して「プライバシーに関わるから、答えたくない」という人も２人いた。
　今回の取材で、日本の医療制度の良さを実感した。誰もが医療を受けられる社会になるために、私たちにできることは何か。たくさんのことを考えさせられる取材だった。

今日は、フェリーに乗って、リバティ島に行き、メトロポリタン美術館で取材しました。その後にMLBショップへ行って、おみやげを買いました。MLBショップでは、たくさんの物を買うことができました。最後に、夕食を食べ、みんなと送別会をしました。この旅を通して、自分はまだ未熟だと気づきました。これらの経験を活かし今後の生活につなげていきたいです。

今日は、国連本部とグランドゼロを見に行き、その後に、メジャーリーグを見ました。今日は、自分で夕食を買う時がありました。その時うれしかったことは自分の英語がとても伝わったことです。これを通して英語の勉強をするだけではなく、伝えたい意思があれば、自分の言いたいことが伝わるとわかりました。

今日は、５時間かけて、ニューヨークに行きました。行く途中に、阿部さんとちあきさんに、尋問をうけ、今、取材が順調かどうか言いました。ぼくは、保険関係のことを取材して、阿部さんにお金の面も聞いてみたらどうかと指示を受けたので、ニューヨークの取材のときは、しっかり取り入れていきたいです。

今日は、国立航空宇宙博物別館に行きました。たくさんの飛行機を見ることができたし、スタッフの方に、取材ができました。その後、国立自然史博物館に行き、アーリントンの人たちと交流しました。話したり、取材もすることができてとても良かったです。

今日は滞在二日目で、取材をしました。十人に取材をしました。しかし、アメリカ出身の人があまりいなく、自分の聞きたい内容が聞けなかったです。取材する機会はまだあるので、次の機会に伺っていきたいです。自分の英語力が不充分だとわかったので、空いた時間を自分の英語の向上につなげていきたいです。

飛行機の中では、ぐっすり寝ることができたのですが、通路側に座っていたので、窓側の席に座っていた人がトイレに行きたいとき、いちいち起こしてきたから腹が立ちました。しかしながら、自分も寝すぎたと思うので、帰りの飛行機では、睡眠を避けていきたいです。

最初は、会ったことがない人たちと話すことが心配だったけど、みんな話しやすく、友達のように接してくれて安心した。SJA交流会のグループディスカッションは私にはない提案などたくさんあった。まだ一カ月あるので、自分の取材のテーマをしっかりまとめていきたい。