滞在日記
滞在中、現地の様子を同行した記者に送っていただいています。
当ホームページには、都度タイムリーに掲載いたします、お楽しみに。
はるばる来たよ、米国
中高生記者20人は、東北信組と中南信組に分かれて長野県内を出発し、東京で合流しました。成田空港では、2件の搭乗券紛失未遂事件が発生したものの、全員無事に機上の人となりました。12時間余のフライト後、米国に到着。指紋認証で手間取る人もいましたが、入国審査もほぼスムーズに済みました。あすから取材が始まります。しっかり休んで、積極的にチャレンジしましょう。
△成田空港の待合室。搭乗まで何となく落ち着きません。
△ようやく米国に着きました。空港からワシントンのホテルを目指すバス車内で。
△車窓からホワイトハウスと記念塔が見えます。ワシントン到着を実感
△夕食前に、ホテル内で直前学習会。あすからいよいよ取材本番です
感想を紹介します。
◇◇◇中学生◇◇◇
★ 山岸 真結
飛行機は、長かった…。でも、CAのサービスや映画のおかげでのんびりと過ごすことが出来た。みんなともすっかり仲良くなれた。今日は、入国審査官はこわい人ばかりではないことや、アメリカの信号は手のマークであること、アメリカのホテルは電話が10回位コールされてやっと出ることなど、色々発見できた1日だった。
★太田 晴一朗
今日、私は人生で初めて日本の外に出ました。アメリカはとても遠いイメージをもっていたので飛行機に乗ってアメリカに着いてもあまり実感が湧きませんでした。しかし、空港中には外国人の方ばかりで驚きました。明日からこのような中で取材すると思うと不安ですが、このチャンスを逃がさず、一生の宝物にしたいと思います。
★内藤 采嶺
空港から一歩出て、その広大な土地を見て「アメリカに来たんだ。」と改めて感じた。自分にとって未知の存在であるアメリカに来れて、わくわくしている反面、これからやっていけるのかなという心配な面もある。でも何でもやってみようと思う気持ちを持って、間違えてもいいから何でも挑戦したい。
★高橋 雄基
「日本ではあなたたちは多数民族。けどアメリカでは少数民族になる」。飛行機でCAさんが言っていました。多くの人種が住むアメリカだからこそ、より多様な意見が取材で聞けることと思います。そんな取材は明日、始まります。CAさんの言葉のように、自分は訪問者であるという意識を持ち、取材に臨みたいです。
★河西 俊太朗
思ったより、ワシントンD.C.は過ごしやすそうな町だと感じた。緑が多く、人々も優しそうだなという印象だった。なかなか取材は難しいかもしれないが、自信とやる気で乗り切りたい。お互いに仲間のこともよく知れたので、協力して1週間頑張る!男子で一番年下の僕だが、「自分が!僕が!」という姿勢を全面に押し出す!
★甘利 胡春
今日は、アメリカに上陸したという事で、胸がいっぱいです。飛行機の中は、足がのばせなかったりして、すこし元気がなくなりつつあったけれど、アメリカに着いたらそんな事は、どこかにいってしまいました。明日からは、本格的に記者として取材が始まるので、積極的に取材ができるよう、がんばりたいです。
★国枝 蒼太郎
今日は1ヶ月ぶりに仲間と会い、あずさと成田エクスプレス、ユナイテッド航空を乗り継ぎワシントンに来ました。12時間のフライトはなかなかきつかったけれど、ワシントンに着くと明日からが楽しみで疲れも吹き飛びました。今日は早く寝て明日からがんばりたいです。
★富永 真悠
海外に行くのも、飛行機に乗るのも初めてで緊張しましたが、1つ1つが新鮮で楽しかったです。機内食は冷たいのかなと思っていましたが、意外と温かくておいしかったです。学習会ではちあきさんにサポートして頂くことをお話していただきました。サポートに感謝して、仲間と協力しながら充実した8日間にしたいです。
★宮嶋 佑月
アメリカに着いた時、とてもワクワクしてこれからの取材や見学がとても楽しみになりました。飛行機も初めてで、とても長かったし、時間がよく分からなくなりました。アメリカの方はとてもフレンドリーな人が多く、エレベーターで困っていると声をかけてくれました。明日からの取材も頑張って声をかけていきたいです。
★池上 史桜
約一ヵ月ぶりの顔合わせから始まったアメリカへの記者派遣は、とても有意義なものとなりました。飛行機の中では両隣が外国の方で正直驚きました。しかし、とても優しく、英語がたどたどしい私と会話してくれました。文にするのも大切ですがまずは会話することが大きな一歩と感じました。これからの一週間さらに頑張りたいです。
◇◇◇高校生◇◇◇
★塚田 彩音
米国初日、初めての飛行機が乱気流ですごく揺れた。入国手続きの時、指紋が読みとられず、ヒヤヒヤしたが無事に入力できて本当によかった。初めてのアメリカ!!信号、道路、建物…、何もかも日本と違ってワクワク、ドキドキが止まらない。明日からの取材は笑顔で大きな声で、自分から話しかけて頑張りたい。
★滝沢 美旺
13時間のフライトは終わりが見えないジェットコースターの様だった。建物や空気の匂い、すれ違う人々が私が米国にいることを実感させた。新しい世界に挑戦することに恐れず、自分の可能性を自分で広げていく6日間にしたい。明日から始まる取材に備えて今日はしっかり寝たい。
★武田 朋己
「自分らしく働ける職業である」。客室乗務員であるジュンコさんは自らの職業をそのように語った。日本では運航乗務員、客室乗務員は一本気な職業と言われている。しかし、米国の航空業界では違う。本職がバイク整備士や教員職の傍らで乗務をする乗務員も多く居るそうだ。多様性を認め合う米国社会の一端を垣間見ることができた。
★渡部 日向子
いよいよ日本を出発し、座りすぎで腰が痛くなる程の長いフライトを終え、アメリカに到着した。いつも少し緊張してしまう入国審査で珍事件が起きた。メンバーの1人の指紋が全然読み取れなかったのだ。しかし、その後に手続きをした私に指紋の事をネタにしながら、笑顔でスタンプを押してくれた職員は心もイケメンだった。
★松倉 遼佑
到着しました!アメリカ!7月28日の夕方に日本を出発して、7月28日の夕方にアメリカに到着するというはじめての不思議な体験をしています。明日からはいよいよ本格的に取材をすることになります。国際線の中で、「…あれ?通じてない?」という瞬間が何度かありました。でも、まずは失敗を恐れず挑戦!がんばります!!
★宮崎 あずさ
今日は、移動がメインでした。人生初のフライトが13時間で、体にこたえました。離陸と着陸の瞬間に今まで味わったことのない恐怖を感じました。日付変更線を通過しアメリカに無事着陸しました。いよいよ厳しい入国審査です。私は普通に通れるだろうと思っていましたが税関の人は中々私を入国させてくれず、悲しくなりました。
★窪田 珠梨
今日私が心配していたことはただ1つ。そう「時差ぼけ」だ。2日目からの取材に響いたらどうしようと不安になり、飛行機で作戦を立てた。その甲斐あってか私が時差ぼけすることは無かった。私は時差ぼけに勝ったのである。
★桐生 悠雅
飛行機で長い時間を過ごすのと、外国人のスタッフに会うのは初めてで、かなり疲れがたまった。外国の人と会話をすることは楽しかった。また、言葉がうまく伝えられないからこそ、笑顔が大切だとわかった。明日からの取材で困ること、わからないことがあるのは当たり前だから、笑顔を大切にして外国人との会話を楽しみたい。
★上島 あや菜
とにかく長い1日だった。しかしただ長いだけではなかったと思う。初めて話す仲間と共通点を見つけて笑いあったり、飛行機の機内や入国審査で英語の受け応えをしたり、濃密な1日でもあった。明日から始まる取材の日々にはどんな人が、どんな場所が待っているのだろう。少しの緊張と期待を胸に、有意義な時間を送りたい。
★石巻 顕
朝、最寄駅から長野駅に向かう電車内で偶然、知り合いの先生に会った。学校や先生について話していると、「予定調和ではつまらない。予想外のことが起きたときに成長する」と先生はおっしゃった。この派遣では予想外がきっとたくさん待っていると思う。にしても、飛行機せまいし、フライト長くてつかれた。楽しむ。
首都ワシントンで取材スタート
中高生記者は7月29日、首都ワシントンの米連邦議会議事堂から取材を始めました。議員会館では、下院議員スタッフら3人に、核問題や銃規制などについて質問をぶつけました。国立公文書館、リンカーン記念堂、ホワイトハウス前も訪れ、インタビューに挑戦。断られたり、英語をうまく聞き取れなかったり、最初は苦労した記者も多かったと思います。でもこの1日だけで、取材力が格段にアップしているのを感じます。きょうの経験を振り返り、あすに生かしましょう。
△米連邦議会議事堂から取材スタート
△さっそく警官に突撃取材する猛者も
△米連邦議会議事堂の見学ツアーでは、壁画などを見上げました
△議員会館では、核問題や銃規制などについて、下院議員スタッフらに質問をぶつけました
感想を紹介します。
◇◇◇中学生◇◇◇
★山岸 真結
「今日がんばって5人に聞こう」と言われて最初に温厚そうなおばあさんに子どもの不登校について聞いた。質問をするところまではまあまあだったが、熱心に答えてくれるのに聞き取れず、リスニングをがんばろうと思った。議員スタッフの方との話を通訳して下さった方や、大槻先生らの英語ペラペラの姿を見て、私もあんなふうになりたいと感じた。
★太田 晴一朗
今日の議員スタッフとの交流で、私は直接英語で平和と核兵器についての質問をしました。分かりにくい英語ではあったかと思いますが、議員の方々は理解し、答えてくれました。学問として英語を今まで学習してきましたが、本来国を越えて人と人をつなぐツールであるのだと感じ、英語に対する価値観が大きく変化した1日でした。
★内藤 采嶺
今日は連邦議会議事堂で女性の権利について学んだ。日本では今課題となっている女性の権利も、グローバルなアメリカはもうあるのではないかと考えていた。しかし、議会にいる女性と男性の割合が同等でなかった。まだまだ解決すべき所があると感じている人もいた。意外と知らなかったアメリカの事実、もっと探してみたい。
★高橋 雄基
いよいよ本格的な取材が始まりました。インタビューをすることに対してあまり良い反応をしてくれない人もいて、焦りましたが、その分得たものもたくさんありました。この得たものをたくさん積み重ねられるよう、焦らずに怖がらずにインタビューにチャレンジし、良い記事が書きたいです。
★河西 俊太朗
自分が思っていたよりも、取材できた印象だった。慣れない土地、言葉は想像以上に大変だ。でも、素直に応じてくれる人、最初は退屈そうだったのに、最後には心を開いてくれる人もいた。正直、驚いた。自分を閉ざして、最初はうまく質問できなかったことが少し恥ずかしい。明日から、時間があったら、ほんのちょっとでも話を聞くようにしたい。
★甘利 胡春
今日は取材ざんまいの一日でした。どこへ行っても、食事中も取材!「記者」という実感がわいてきました。初めての取材、そして英語での取材という事にとても緊張しましたが、何とか乗り切ることができました。取材中、少しでも会話が続くと、外国人の方と会話をしている!と思い、うれしくて楽しかったです。
★国枝 蒼太郎
今日は目標である10人の人に取材することができました。英語で話しかけるのは緊張しましたが、優しい人達が多く自分の英語が伝わった時はとてもうれしかったです。一方で伝える難しさを感じる場面も多くあり、英語力を更に向上させていきたいと思いました。
★富永 真悠
アメリカに来て初めての取材の場でした。最初に声をかけた時は断られてしまい、不安になりましたが、何度もトライすることが大事なんだと感じました。と同時に、自分の語彙力のなさも痛感しました。それでも、挑戦することを忘れずに自分の聞きたい情報を上手く聞き出せるように、常に笑顔で何度でもトライしていきたいです。
★宮嶋 佑月
初めての取材がありました。地球温暖化について取材しましたが、初めてなので上手くいかずに、先生方に助けてもらいました。取材した方が、ちょうど環境問題に取り組む活動から帰ってきたところで、地球温暖化防止のため、自分たちのしている取り組みを話してくれました。先生方に助けていただき、取材することができました。
★池上 史桜
本格的な取材が始まってきた二日目は、リンカーン記念堂、ホワイトハウス前で取材をしました。一発目に取材をした方が家族連れでしたが、とてもわかりやすく単語で教えてくれ人柄の良さにすごくありがたみを感じました。取材は緊張から始まりましたが、初取材にしては頑張れた気がします。この調子で頑張りたいです!
◇◇◇高校生◇◇◇
★塚田 彩音
特別取材での最先端で働く3人の方の意見は貴重な物となった。その中の一人の女性スタッフは、「母親の立場としては、銃規制について支持できない」と言っていた。自分のテーマに対して自分が考えていた思いと違っている面が多くあり勉強になった。現地の人が取材に快く応じてくれてうれしかった。充実した一日になった。
★滝沢 美旺
初めての取材は反省点が多く見つかった。質問の意図を正確に相手に伝えること、答えてくれた英語を正確に聞きとること。想像以上に難しく明日からの課題となった。また取材を通して自分のテーマは同世代の方に共感してもらえることに気づいた。今日の反省点を生かし明日の交流会を充実させたい。
★武田 朋己
情報が錯綜する時代において、どのようにすれば正確な情報を選択することができるのだろうか。私は議員スタッフにそう質問をした。「テレビは消そう。地方紙や公共ラジオを見聞きしよう」。議員スタッフはそのように回答をした。偏向報道の少ないメディアから真実をつかみ取る事。それが、これからの時代を生きる我々に求められるのだろう。
★渡部 日向子
「今話しかけたら迷惑かな」。この気持ちが頭に浮かんだら、学生記者失格だなと感じた2日目のアメリカだった。いよいよ取材が始まり記事を書くための意見を集める中で、記者は躊躇(ちゅうちょ)しては何もできないと改めて分かった。たくさんの人に取材して話した人だけが自身の成長を感じることができる。記者はとても面白い。
★松倉 遼佑
いよいよ今日から取材!連邦議会議事堂や国立公文書館の見学。リンカーン記念堂やホワイトハウスで取材をしました。実際に話しかけてみると微妙なニュアンスの違いがあったり、相手が話していることが上手く聞きとれなかったりと困ったことだらけでした。まずは、相手に「伝える」ということを意識して明日に備えたいです。
★宮崎 あずさ
今日はいよいよ取材が始まった。アメリカは日差しが強く、外と室内との温度差が尋常ではなかった。過密なスケジュールのなか、連邦議会議事堂やホワイトハウス、議員会館などで取材をした。議員会館での取材の時、私は耐えられない眠気におそわれた。時差ぼけは3時頃がピークだとのこと。時差ぼけを体感した1日だった。
★窪田 珠梨
朝、意外にすんなりと起きることが出来た私は、異常なまでに元気だった。休む間もなく友達に話しかけ、その勢いで議員スタッフの方や自由取材の相手にも、積極的に質問することができた。英語が伝わらず苦戦することもあったが、最後には聞きたかったことが全て伝わり、とても達成感があった。明日も時間を見つけてたくさん取材したい。
★桐生 悠雅
今日から取材が始まった。思い切って聞いたおかげで相手も考えを語ってくれた。しかし、英語を聞き取れず、一部分からなかった。日本人への取材では、今まで調べたことをもとに聞き、貧困の現状を知ることができ、今のアメリカについての理解が深まった。知りたいと思ったことはすぐに取材して記事を分かりやすくしたい。
★上島 あや菜
今日はワシントンD.Cの主要な施設に行き、取材を行った。断られてしまう事もあったが、ほとんどの人が快く取材に応じてくれてアメリカ人の優しさを感じられた。下院議員スタッフの方や共同通信社の皆さんとの懇談では政治や経済といった少し難しい話題についても率直な意見を聞くことができた。多くの事を学べた一日だった。
★石巻 顕
「時差ボケないわ」。なめていた。昼すぎになって急にくる睡魔、そして暑い外と寒い室内、疲れた。しかし、取材の挨拶で聞かれる、「How are you」にファインで応えて、自分に言い聞かせていた。優しく応えてくれる現地民(デンマーク人もいたが…)に感謝。はじまったばかりだ、全力で楽しみたい。
原爆・人種差別…同世代との交流
7月30日は、国立航空宇宙博物館別館から取材開始。広島に原爆を投下した爆撃機「エノラ・ゲイ」も見ました。国立アフリカ系米国人歴史文化博物館を訪れた後は、地元の同世代との交流会。楽しみにしていた記者も多く、大いに盛り上がりました。あすはワシントンを離れ、ニューヨークに向かいます。
△エノラ・ゲイの前で、ガイドの説明を聞きましたく
△国立アフリカ系米国人歴史文化博物館は展示が充実。1日あっても見飽きません
△地元の同世代との交流会では、浴衣や甚平姿で一緒にダンス
△楽しみにしていた交流会。あっという間の3時間でした
感想を紹介します。
◇◇◇中学生◇◇◇
★山岸 真結
国立航空宇宙博物館別館で3人の女性に取材をした。日本では生徒が自分でそうじをしているが、これは良いことだと思うか、と聞くと、1人目と2人目は責任感を養えるなどの理由で良いという意見だが、3人目は悪いという意見で、「教室をきれいに保つのは先生の責任だから」だそうだ。考え方は人によって違うんだと改めて感じた。
★太田 晴一朗
今日は日本に興味のある同世代との交流会が行われました。人種も言語も違い、始めは緊張しました。それでもコミュニケーションを重ねていくうちに互いにうちとけ合い、最後には一緒に写真を撮ることもできました。住んでいる場所や言葉が違ってもお互いを理解することで親睦を深められるのだと感じた1日でした。
★内藤 采嶺
今日は取材2日目。自分が知りたい事を具体的に聞くことを目標にがんばった。取材中は自分の知らなかった事や興味のなかった事を知れて、充実していると感じていた。でも記事を書くことを考えると私の取材ノートには出来事と意見しかなかった。ただ聞くのではなく、それで自分はどう感じたのか、そんな所に注目したい。
★高橋 雄基
棺桶よりも低い高さのスペースに100人があおむけにされて運ばれる…。奴隷を船で運ぶ残酷な方法です。奴隷制が酷いということは教えられてきました。しかし、今日博物館の具体的な展示を見て、あってはいけないことだと実感できました。この思いを大切にしていきたいです。
★河西 俊太朗
今日国立アフリカ系アメリカ人歴史文化博物館で、ものすごい衝撃を受けた。一言では表せないが、同じ人類が肌の色が違うだけで差別されていた実態が見えて、ショックだった。今でも白人至上主義の声が上がっているのは許せないと思った。何があっても差別・いじめはしてはならない。僕に大きな影響を与えてくれた展示だった。
★甘利 胡春
今日は、同世代との交流会をした。日本語を話すことのできる人がとても多く、私もそれと同じように英語を話せるようになりたいと、とても思う一日となった。そして、明日からはニューヨークへ行く。ニューヨークでも積極的に取材をし、新しい発見を得ることのできる3日間にしたい。
★国枝 蒼太郎
今日は国立航空宇宙博物館別館と同世代との交流会など楽しいことがたくさんありました。特に交流会で僕の吹いた篠笛と一緒に日本とアメリカのみんなが歌ってくれてうれしかったです。一方で、アフリカ系アメリカ人歴史文化博物館で悲惨な歴史を黒人の方々がどのような気持ちで見ていたかと思うと複雑な気持ちになりました。
★富永 真悠
今日印象深かったのは、やはりアーリントンでの同世代との交流会です。最初は緊張していましたが、楽しい雰囲気で会が始まり、詩吟や書道などの発表で盛り上がりました。自分から積極的にコミュニケーションを取っていくことができたので良かったです。ちょうどこの日が私の誕生日でした。たくさんの人に祝ってもらえて、驚いたと同時にうれしかったです。
★宮嶋 佑月
アーリントンで同世代の人たちと交流をしました。私のグループにとても日本語が上手な人がいてびっくりしたし、すごいな、と思いました。日本の食べ物について質問したら、「たいやき」とか「まんじゅう」などと答えてくれました。すごいな、と思ったのは同世代の人たちが積極的に発言していた事です。色々学べた交流会でした。
★池上 史桜
テーマにそった質問をピンポイントにあてて相手に聞く、このことの大切さを多く感じた一日でした。テーマに沿った質問となると、私の場合少し工夫しなければ、質問の意図が相手に伝わらず、上手に取材を進めていくことができませんでした。なので、明日からは相手に伝わる質問を多くしていきたいです。
◇◇◇高校生◇◇◇
★塚田 彩音
国立航空宇宙博物館別館で、広島に原爆を落としたエノラ・ゲイを見た。12人のクルーが乗れるエノラ・ゲイは想像していたよりも大きかった。約14万人もの命を奪った兵器が展示されていることに驚いた。歴史文化博物館では当時の黒人差別のバスがあり、差別の物が
実際にあったことに身震いした。
★滝沢 美旺
人種差別を教科書を通し学校で学んでもどこか違う世界の出来事のように感じていた。それは私が黒人の大衆文化にしか注目していなかったからだと気がついた。来館者の多くが黒人の方であったことが印象的だった。実際に使われた奴隷を拘束する道具、有色・白人を分ける標識を見て深く根付く人種差別問題の壁の大きさを肌で感じた。
★武田 朋己
数多くの展示品の中に、一際目立つ軍用機があった。B-29エノラ・ゲイである。鏡のように輝く不気味な機体が、多くの無辜(むこ)の市民を殺したと考えると、より一層不気味さが増した。さらに、エノラ・ゲイ付近には多くの旧日本海軍機が配置され「米国が日本を支配した」という印象さえ覚えた。実機を見なければ分からないものがここにある。
★渡部 日向子
「私は日本に行きたいです」。アーリントンでの交流会で現地の生徒が短冊に書いた言葉だ。同じグループの学生はひらがなをマスターしていて漢字まで書ける人もいた。私たちの住む日本はこんなにも愛されているんだと思い、心が温かくなった。日本人として、自信を持って紹介できる日本文化を身につけなくては、と強く感じた日だった。
★松倉 遼佑
取材2日目。国立航空宇宙博物館別館でエノラ・ゲイを見て言葉が出ませんでした。昨日の反省を生かしてまずは「伝える」ということを意識した今日の取材。昨日よりも積極的に質問ができたかなと思います。ただ、自分の質問の意図や「伝え方」がいまいちはっきりとしていないのかな?と感じたので、もう少し深く掘り下げてみたいと思います。
★宮崎 あずさ
今日は、国際航空宇宙博物館別館にあるエノラ・ゲイの前で原爆投下の取材をした。引率の方と先輩についてもらい、とても充実した取材ができ、うれしく思った。アーリントンでの同世代との交流は想像以上に楽しかった。SNSを通してつながることも出来た。夜にスーパーマーケットへ行き、満足のいく買い物ができた。明日はいよいよNY!
★窪田 珠梨
今日は、地元の同年代の人たちと夕食を取りながら交流をした。私はゆかたを着て参加した。私が最もおどろいたのは、アメリカ人の子供同士が、初対面なのにも関わらず、とても仲が良かったことだ。日本では、クラス替えの後ですら気まずい雰囲気になってしまうことが多い。文化の違いを実感した。
★桐生 悠雅
今日はあまり積極的にコミュニケーションを取れなかった。だから取材がうまくできなかった。アーリントンでの交流は、レクリエーションを現地の人たちと行って、とても楽しかったし、アメリカの子供の普段の生活が垣間見えた部分もあって良かった。しかし、もっと話をすればより楽しめたのでこの課題を明日に生かしたい。
★上島 あや菜
今日は国立航空宇宙博物館別館で広島に原爆を投下したエノラ・ゲイを見た。レプリカではない本物の多くの命を奪った機体を目の前にして私は言葉を失った。また、そこを訪れた人々に原爆についての意見を聞いた。中には日本人として聞いていて辛くなるような答えもあったが、エノラ・ゲイの前で取材ができたということはとても有意義な体験になったと思う。
★石巻 顕
飛行機、ロケット、マイケル・ジャクソン、チャック・ベリー、ジミヘン、そして館内で出会った可愛い中学生のレオとジェームズ。今日はホントにいろんなモノや人と会った。いろんな人がいる。そしてそれと同様でいろんなコミュニケーションの方法がある。もっと必死にコミュニケーションをとらなきゃ…。感謝と楽しむことを忘れずに。
ワシントンに別れ、憧れのニューヨークに
ワシントン最終日の7月31日は、報道博物館「NEWSEUM」を訪れました。米国のジャーナリズムに触れた後、バスで5時間かけてニューヨークへ。ボリューム満点の夕食やニューヨークの夜景を満喫しました。学生記者にも疲れがたまってきた様子。あすから、もうひと踏ん張りです。
△報道博物館「NEWSEUM」では、ベルリンの壁も見ました
△NYへ向かう途中のサービスエリアで昼食
△お腹いっぱいになった夕食
△「トップ・オブ・ザ・ロック」からNYの夜景を満喫しました
感想を紹介します。
◇◇◇中学生◇◇◇
★山岸 真結
NEWSEUMでの取材で、なんと5人も聞けた!これでゆっくりニューヨークを楽しめるからうれしい。サービスエリアで支払いをする時、小銭がどれがいくらかわからず困って、店員さんに教えてもらった。アメリカの人はちょっと無愛想なイメージだったが、とても優しい人もたくさんいて安心した。明日もがんばろう!
★太田 晴一朗
今日は報道に関する博物館「NEWSEUM」に行きました。そこにはかなり古くの新聞も展示されていて、貴重な資料を見ることができました。特に興味深かったのが広島に原爆を投下した日の新聞でした。そこからは当時、アメリカがどれだけの怒りを日本にもっていたかが分かりました。さまざまな視点から物事を考えたいと思います。
★内藤 采嶺
今日はワシントンDCからニューヨークへと移動した。ニューヨークに来て思ったのは都市の広大さだ。木などの緑や自然の物がまったく無く、あるのは背の高いビルだけ。トップ・オブ・ザ・ロックの屋上でニューヨーク全体の夜景を見た。「眠らない街」と言われる理由が分かった気がした。
★高橋 雄基
たった1つ、海に浮かぶ鉄くずに10数人がすがる写真。銃弾を受け今にも倒れそうな戦士の写真。木に縛りつけられ、血を垂れ流す学生の写真。どれも実際あった出来事だ。今日行った「ニュージアム」に展示されているこれらの写真に、僕は大変な衝撃を受けた。絶対に目を背けてはいけない、どうにかして解決しなければいけない、と思った瞬間だった。
★河西 俊太朗
今日午前中にNEWSEUMでたくさん取材ができた。新聞について、熱く語ってくれる人や素晴らしいアイデアを出してくれる人もいた。記事の良い材料になりそうだ。ニューヨークでも、たくさん取材して自分なりの結論を出していきたい。残り3日の滞在を有意義なものにしたいと思う。
★甘利 胡春
今日は、ワシントンDCにさよならを言う日となりました。ワシントンでは、たくさんの取材ができ、新しい発見がたくさんあり本当にワシントンに感謝です。今日からニューヨークに来て、ワシントンとは違う雰囲気でした。ニューヨークにはいろいろな年代の方がたくさんいたので、取材もたくさんできるといいです。
★国枝 蒼太郎
今日はニューヨークからワシントンへの移動でした。車窓からはたくさんのアメリカの都市が見られて楽しかったです。トップ・オブ・ザ・ロックから見える夜景は美しく、ニューヨークのごちゃごちゃした街が自分は好きだと思いました。
★富永 真悠
午前中はNEWSEUMへ行きました。たくさんの写真や銃撃されたジャーナリストの車などの展示があり、自分の命を危険にさらしながらも現地の状況を伝えようとシャッターを押す姿に、胸が打たれとても複雑な気持ちになると同時に、そんな状況があったことやそんな人がいたことを忘れてはいけないと感じました。
★宮嶋 佑月
NEWSEUMで取材をしました。私は情報について取材できました。アメリカの方がとても親切に答えてくれて、私も質問しやすかったし、とても優しくて笑顔で質問することができました。今日はたくさんの質問ができて良かったです。ニューヨークはとてもすごい街でした。ニューヨークでも取材ができたら良いです。
★池上 史桜
ワシントンDCで最後の場所はNEWSEUMでした。ジャーナリストが命がけで撮った写真が展示されていました。世界の中には、まだまだ写真として伝えていかなければならない現状があることを改めて感じました。辛くあまり見たくない現状と向き合い、世界を見ることの大切さを痛感した一日でした。
◇◇◇高校生◇◇◇
★塚田 彩音
今日はD.C最終日だった。Newseumで2018年にジャーナリストとして事件の場に行き亡くなった方の写真が展示されていた。命をかけて報道し続けた姿に感動した。Top of the rockから見たNew Yorkの夜景はとても美しく、すばらしい思い出となった。New YorkはD.Cと違って高層ビルが多く人や交通量、ゴミの多さに同じ国でこんなにも違うのかと思った。
★滝沢 美旺
見たもの、感じたもの、全てを吸収するつもりで臨んだワシントンD.C.最終日だった。9・11の被害を受けた電波塔のあまりにも無惨な姿に胸を締めつけられた。NYの雑踏をかき分け、たどり着いた先にあった摩天楼。あまりの美しさに息をのんだ。この非日常を日常にしたいと思った。残り少ない米国取材、今日感じたことを忘れず頑張りたい。
★武田 朋己
紛争を引き起こした国が、紛争を報道する。そして、ピュリツァー賞を授与することにどのような意味があるのだろうか。もしも、それが正義だと思うのであれば考え直したほうが良い。中東問題をはじめ、昨今の紛争は過去の大国同士の争いが発端である。それらを撮影し、評価する行為に違和感を覚えた「Newseum」見学であった。
★渡部 日向子
ワシントンD.C.に別れを告げ5時間バスに乗りたどり着いたNY。最初はあまりの人の多さと疲労で歩くのに精一杯だった。しかし、夕食後エネルギーを蓄えた私の目にはNYの街並みが驚くほど眩しく見えた。トップ・オブ・ザ・ロックからの夜景は一生忘れないだろう。
★松倉 遼佑
今日はNEWSEUMに行きました。世界各国の新聞や世界の重大事件や大きな出来事があった日の新聞が展示されていました。デジタル化が進む現代において、昔から紙媒体にも関わらず今も無くなることのない新聞。その魅力はやはり一文字一文字にそれを取材する人々の生命や魂みたいな物がつまっているからなのかなと感じました。あ、あと、ニューヨーク人多い!
★宮崎 あずさ
今日はNewseumでトランプ政権の移民問題について取材をした。取材に協力してくれた方に友好親善として浮世絵の折り紙をプレゼントした。約5時間の移動をしてNYに着いた。今日の夕食は鳥の丸焼きが1人ずつ提供され今までで一番のサイズだった。トップ・オブ・ザ・ロックからの夜景は一生忘れられない絶景だった。
★窪田 珠梨
5時間バスに揺られ、たどり着いたはニューヨーク。ワシントンとはまた違う高層ビルや人々に、心が踊った。夕食は一人前とは思えないチキン。その後行ったトップ・オブ・ザ・ロックでは、ニューヨークの夜景を楽しんだ。今日は疲れたので明日の見学に備えて早く寝たい。
★桐生 悠雅
今日はパスポートや取材ノートをなくしかけ、とても焦った。自分の物はしっかりと管理したい。NEWSEUMでは、アメリカ新聞の記事で「長崎に原爆を落とした。次は東京だ」という内容のものを見た。日本にいたときは東京が当時狙われていたとは思わなかったし、3回目の原爆投下が起こる可能性があると聞いて驚いた。
★上島 あや菜
アメリカ派遣の折り返しとなる4日目はNEWSEUMの見学から始まった。中でもベルリンの壁の一部や同時多発テロの展示は実物を見ることで今まで以上に深刻性や重大さを理解することができた。またニューヨークに移動した後、トップ・オブ・ザ・ロックから美しい夜景を眺めた。世界の中心であるニューヨークは眩しい程輝いていた。残り半分の学生記者としての生活を充実したものにしたい。
★石巻 顕
ニュージアム、過去から学ぶことは多い。ガイドのミス・アキコとのお別れ、そして、DCとのお別れ、楽しかった。多く学べた。ニューヨークとの出会い、人が多い、ゴミも…ここは一筋縄ではいかなそうだ。しかし、それでこそ強くなるチャンスだと思って積極的にチャレンジする。明日一日テイネイに楽しむ。
ニューヨーカーになった
8月1日は、ニューヨークでの本格的な取材を始めました。国連本部では、ニュースでよく見る総会議場にも足を踏み入れました。9・11記念博物館では、自分たちが生まれる前の悲惨なテロ事件に、衝撃を受けました。取材後は、タイムズスクエアを歩いてレストランで夕食。ブロードウェー・ミュージカル「FROZEN」(アナと雪の女王)も鑑賞し、ニューヨーカー気分を味わいました。
△国連本部の総会議場
△9・11記念博物館で、ガイドの説明を受ける
△NYの繁華街を歩いています
△ミュージカル「FROZEN」(アナと雪の女王)を鑑賞しました
感想を紹介します。
◇◇◇中学生◇◇◇
★山岸 真結
9・11のことは、生まれる前のことでひとごとだったが、今日たくさんの写真や映像を見てショックを受けた。少しでも出来る事があれば協力したいと思う。ミュージカルは最高だった!!後ろの大勢の人達まで一人一人が輝いて見えた。劇の途中なのに、拍手がしょっちゅう鳴ってびっくりした。いつか絶対にまた観にこよう!!
★太田 晴一朗
今日は国際連合の本部に行きました。国連が行う活動の目的の1つに「PEACE&SECURITY」というものがあります。これは二度の世界大戦の反省から国々が協力して平和で安心な世界をつくろうということだと思います。しかし現在は、国々の主導権争いがあることも知りました。今後のニュースにも注目したいと思います。
★内藤 采嶺
今日は9・11メモリアルに行った。そもそも9・11は私の生まれる前の出来事だったので「歴史の一部」と思っていた。でも実際館内を回っていると当時私と同じくらいの年齢の子の遺品がたくさんあった。私には関係ないやと思い、知らなかったことを知った。自分の考えが本当に正しいのか、意見を言う時に考えなくてはいけないと感じた。
★高橋 雄基
最初は、なんだこのデカい噴水…と思っていた。9・11メモリアルに行った時のこと。あの日、ビル2棟は全壊し約3000人が亡くなった。まだ遺骨が見つかっていない人も多いという。これを知って見方が変わった。あれは全壊したビルのうち1つが建っていた場所を丸ごと噴水にしたものだった。遺骨が見つからない人のために、あの場所はもうビルが建たないらしい。日本でもアメリカでも死者を思う心は変わらなかった。
★河西 俊太朗
ブロードウェーのミュージカルは圧巻だった。今年の学校の文化祭でのミュージカルの参考になったし、観客を虜にする演技は最高だった。一番楽しみにしていたので、良い経験になった。この感動をかみしめて、明日から取材活動に取り組みたい。アメリカも残り少ない。思い残すことがないように、最大限努力をしたい。
★甘利 胡春
今日は、ブロードウェー・ミュージカルを見ました。一人一人が思いっきり歌っていて、見ている方も、幸せな気もちになれました。私もあんなふうに、精一杯、自分で思いをだれかに伝えるという事をしたいです。これから書く記事で、少しでも自分の思いが伝えられるといいです。
★国枝 蒼太郎
今日は国連にて自分の調べているSDGsについて取材をすることができました。共同通信の国連担当の記者さんから聞いた「アメリカ人の環境への意識は対極である」という言葉がとても心に残りました。取材を通して得た情報やヒントを最大限に生かしてよりよい記事を書きたいと思います。
★富永 真悠
9・11記念博物館で見た写真に衝撃をうけました。飛行機が建物に突っ込み、逃げ場がなくなった人たちが建物の窓から飛び降り、自らの命を絶とうとしている写真です。自分が生まれる前だけど、そんな事件があったことや、自らの命を絶つ決断をしなければならなかった人がいたことを、決して忘れてはならないと強く感じました。
★宮嶋 佑月
国連に行き、取材や見学をしました。国連には193カ国が加盟し、多くの国旗が上がっていました。ガイドさんの話を聞き、国連では世界平和のために沢山の会議をし、大切なこときめているんだと感じました。9・11メモリアルではここに来るまで「大変だったな」とは思っていたけれど、こんなに大変で悲惨な事だとは知りませんでした。大切な事を学べました。
★池上史桜
ニューヨークのビル群の中にある国連。世界中の国の人が働いていました。多くの人が働いている国連には平和にしていくための大切な会議が開かれてるとわかりました。そして、胸がしめつけられた9・11メモリアル。忘れてはいけない過去と向き合い思いを伝えていくことの重みを感じました。あと少し、やりきりたいです。
◇◇◇高校生◇◇◇
★塚田 彩音
9.11メモリアルパークに行った。私が生まれる前の事件で9.11についてくわしくは知らなかった。ビルに旅客機が追突した映像、救助した消防士や亡くなった人の写真、焼けて跡形もない消防車、展示物一つ一つが悲惨で、残酷な事件だったと知った。ミュージカル「FROZEN」は映画に出てこない曲もでてきて観ていてすごく面白かったし楽しかった。
★滝沢 美旺
9・11メモリアルで見た光景が信じられなかった。黒い雨のようにみえたツインタワーから跳び落ちる人々。NYの街では窮屈そうに立ち並ぶ店の中で人々が働く。ブロードウェイに響きわたった「Let it go」…。この街に魅せられた。全てが自分の想像を越えていた。一人一人の目に見たことのない光があった。自分にはあるのだろうか。残り1日頑張ろう。
★武田 朋己
旧ワールドトレードの地下は、あの日の記憶を静かに力強く伝えていた。同時多発テロから18年経過した現在もなお、色褪せることの無い展示品の数々。それらは訪れる者の言葉を奪う。日常がいつ途絶えるのか、誰にも分からない。だからこそ、日々を悔いなく生きること。その決意を固めることができた。
★渡部 日向子
これは現実か?と思う瞬間が今日は何度もあった。国連では、世界中の職員が集まり会議をしている部屋に案内してもらい、いつもテレビでみているものが目の前にあってとても感激した。ブロードウェイは俳優達の踊りとハーモニーが圧巻で思わず涙が出そうになった。最後にしっかりスタンディングオベーションを決め、NYの2日目に幕が降りた。
★松倉 遼佑
今日は国連本部や9・11メモリアル・博物館、そしてブロードウェーのミュージカル「FROZEN」を見ました。テレビで見たことのある国連の建物や憧れのブロードウェーミュージカル。「百聞は一見にしかず」とはこのことだなと感じた一日でした。
★宮崎 あずさ
今日は国連本部へ行った。公民の授業で習った内容の理解をより深められた。9・11テロがあった跡地は噴水のモニュメントとなっていた。NYのOLDNAVYで買い物でカードのトラブルがあり、言葉が分からない地での買い物は怖いと思った。そんなトラブルにも対応できるような英語力を今後身に付けたいと思った。ブロードウェーのFROZENは眠気と疲れを忘れるほど感動した。
★窪田 珠梨
今日は、ブロードウェーミュージカルを見た。私は衣装を見ることを楽しみにしていたので、とても勉強になりました。おこづかいは残っているので明日使い切れるといいです。
★桐生 悠雅
疲れがここに来てピークに達したため、ブロードウェーミュージカル「FROZEN」の内容があまり入ってこなかった。それでも、見た部分はジョークなどがあって面白く、歌声にも圧倒された。世界中の人が憧れる理由がよくわかった。また、その後のタイムズスクエアも含めてニューヨークらしさを味わえて楽しかった。
★上島 あや菜
滞在5日目の今日は9・11メモリアルパークに行った。今までに話を聞いたりテレビを見たりと事件については知っているつもりだった。しかし、行方不明者を探すチラシや立ち尽す人々の写真を見ると、まだまだ自分の知識は浅いという事を思いしらされた。情報が簡単に手に入る時代だからこそ、現場に行き、現実を知り学ぶことが大切だと感じた。「百聞は一見に如かず」この事は今後も忘れないようにしたい。
★石巻 顕
ブロードウェイで「FROZEN」(アナと雪の女王)。疲れてウトウト…けど大迫力の演技と音楽に疲れもふっとばされた。最高に楽しかった。にしてもニューヨークは臭い、どうしたものか。残りの日数も全力で楽しむ。
米国での取材日程終える
8月2日は米国での取材最終日。リバティー島で自由の女神像を見上げ、エリス島で移民博物館を訪れました。米国の移民の歴史を学んだほか、最後の取材を頑張る中高生記者の姿もありました。昼食後はニューヨーク日本総領事公邸へ。ジャズピアニストで作編曲家の宮嶋みぎわさんのお話を聴きました。各記者の今後の人生に生きそうなエピソード満載でした。
あっという間に過ぎた米国滞在。あす、日本に向かいます。
△自由の女神像をバックに思い思いのポーズ
△エリス島に上陸し、移民博物館へ
△NY日本総領事公邸で、宮嶋みぎわさん(右)の話に聴き入りました
△米国最後の夜。フェアウェルパーティーで一人一人スピーチ
感想を紹介します。
◇◇◇中学生◇◇◇
★山岸 真結
宮嶋みぎわさんは、考え方が前向きでとても素敵な方だと思った。これから困ったり悩んだりした時はみぎわさんのお話を思い出してがんばりたい。明日はついに最終日。あっという間だった。7月28日に長野駅を出発してからたった1週間で、みんなとの仲がすごく深まった。あと1日、最後の時間を楽しみ、悔いが残らないようにしたい。
★太田 晴一朗
今日でアメリカでの取材日程が終了しました。私が本格的に英語を学習し始めたのは中学校に入ってからでした。これまで学校の中で勉強していた英語が日本の外で伝わるとやはりうれしく思いました。同時にまだまだ足りない部分も大変多く感じました。次に来たときに成長したと思えるように英語学習を続けていこうと思います。
★内藤 采嶺
今日はアメリカ派遣最後の日を迎えた。「とにかくアメリカに行きたい」。そんな思いから応募した事がきっかけだ。取材中に失敗して、「日本に帰りたいな」。と思う事もたくさんあった。でも、そんな時ちゃんと助けてくれる仲間・先生がいて、本当にうれしかった。日本にいたら感じられなかったこの体験は一生の思い出になると思う。
★高橋 雄基
こんなにすごい人がいるんだ、と思いました。宮嶋みぎわさんの講演です。自分のここがすごい、自分は今、世界のために何をしている、といったことがすらすらと語れる方でした。こんなにも自信を持って語れるものなのか、と感動しました。将来、こういう大人になりたいです。全て語ろうとしたら、この日記ではきりがないほどです。
★河西 俊太朗
宮嶋みぎわさんの言葉には、力や強い思いが込もっていた。「人の役に立つのが当たり前だった」とおっしゃっていたのには驚いたが、常に人のために行動すれば運も味方するのだろう。こんなに志の高い人に会ったのは初めてかもしれない。僕も誰かのために尽くすような人生を送りたいと思った。良い締めくくりになった。アメリカ、ありがとう!
★甘利 胡春
今日は、記者として最終日となりました。エリス島で、いろいろな人に取材できよかったです。少し前までは、はやく日本へ帰りたいと思っていたはずの私が、今ではもっとここにいたいと思うようになっていました。この滞在は、この仲間がいたからこそのものがあると思います。この思い出を一生忘れないよう…と思っていましたが、一生忘れられない思い出です。
★国枝 蒼太郎
今日はアメリカでの取材の最終日でした。昨日ワシントンンに着いたかのように、あっという間の一週間でした。たくさんの人と出会い、学んだことで日本にいたら考えられなかったような視点で物事を見たり、外国人の友達ができ、とてもうれしかったです。取材に応じていただいた20人の方などへの感謝を忘れず記事を書きたいと思います。
★富永 真悠
最後の取材の日、正直に言うとまだ全然取材が終わっていませんでした。そこで、ちあきさんが声をかけて下さりサポートして下さって、たくさんの情報を得られました。仲間達にもたくさん助けてもらいました。ワシントンD.C.とニューヨークでの8日間、たくさんの経験、たくさんの出会いが人生の糧になると思いました。
★宮嶋 佑月
取材できるのが今日で最後でした。先生方に手伝ってもらいながらも取材ができました。この6日間でだんだん取材も楽しくなったし、外国の方とも話せるようになってきて、うれしかったです。本当に楽しい6日間でした。今日は、1回くらいは一人で取材できたので良かったです。この6日間で得られたことはとても大きい事でした。
★池上 史桜
あっという間に、アメリカとも仲間ともお別れする時が近づいてきました。取材最終日、千晶さんの力を借りさせていただき今までで一番充実した取材ができたと思います。移民博物館では私のテーマに沿った取材をすることができ、アメリカの現実を知れました。そして、自由の女神は圧巻でした。仲間と本当にがんばれた!
◇◇◇高校生◇◇◇
★塚田 彩音
みぎわさんの講演を聞いて、「自分の決心したこと」を貫き通す姿はすごくカッコいいと思ったし、将来はこういう大人になろうと決めた。1週間の米国研修を通して世界にはスマホではわからないもの、伝えられないものがたくさんあることが分かった。研修に参加し取材することで自分の視野が広がった。また課題もたくさんみつけられた。20人の仲間に出会えたこと、アメリカでいろいろなところに行けたこと、ゲスト、記者、先生方に助けられたこと、すべてが一生の思い出になった。
★滝沢 美旺
米国最終日。時が経つにつれ、日本に帰らずこのまま米国で学んでいたいと思った。明日はどんな話が聞けるのだろう、そう思いながら寝るのが好きだった。宮嶋みぎわさんの講演で、日々自分が感じていた黒い塊のような感情が少しずつ溶かされていくようで思わず涙があふれた。ここでできる事は全てやった。胸をはって日本に帰りたい。
★武田 朋己
「想像してみてください…」。エリス島移民博物館のオーディオガイドはそのように語りかけた。当時と同じ場所で聞こえていたであろう、人々の声や物音が忠実に再現され想像を膨らませる。夢を追い求める者はいつの時代も同じように存在する。私自身もその一人だ。自らの夢へ飛び立つ良いきっかけとなった。
★渡部 日向子
人生を変えるのは人との出会いと経験だと確信したアメリカ最終日だった。まず、このメンバーに出会えた事は一生忘れないと思う。そして今日お話を聞いたジャズピアニストの宮嶋みぎわさんの「音楽は国境を超える」という言葉には、どの音楽家よりも説得力があるなと感じた。この素敵な出会いを人生の刺激にして、誰かの為に一生懸命尽くせるような大人になりたい。
★松倉 遼佑
取材最終日。自由の女神があるリバティ島やエリス島を見学しました。そして今日一番勉強になったのは宮嶋みぎわさんの講演でした。海外で活躍する日本人の生の声や考えを聴くことができて自分の中で大きな衝撃をうけました。この1週間アメリカで多くのことを感じ、聞き、考え、味わいました。この1週間のことは一生忘れません。さよならアメリカ。また来ます。
★宮崎 あずさ
今日で取材活動は最後だった。アメリカでの取材を振り返って周りの仲間のレベルが凄すぎて自分にとって本当に良い刺激になった。SNSを通じてアメリカの人達とつながることができ、自分の世界が広がった。ここまで色んな人に支えられて、助けられて充実した1週間を過ごすことができた。派遣を通して色々な面で成長できたことに心から感謝している。
★窪田 珠梨
ラストデイの今日は、リバティ島の自由の女神、エリス島、そして日本総領事公邸へ訪れた。幼い頃からの憧れであった自由の女神像を目の前にし、この地にいることを実感した。日本総領事公邸では宮嶋みぎわさんの話を聞き、将来の目標への決意を新たにすることができた。今日までの経験をこれからの生活で生かしていきたい。
★桐生 悠雅
宮嶋みぎわさんの講演があった。音楽は社会と密接に関わっていることからみぎわさんの人生までたくさんのことを聞いた。学校の先生が理想とするレールではないところを歩いていくことも、応用力のある賢い人になるには必要だと聞いて、自分はまだ足りないのだと気付いた。今回の旅で一番刺激を受け、自分を見つめ直せた。
★上島 あや菜
今日で学生記者としての生活が終わった。楽しいだけではなく、戦争の取材では辛く苦しい思いもした。自分の将来の過ごし方のヒントを教えてくれる大人にも出会えた。アメリカで過ごす日々は今日で終わる。しかし、ここはゴールではなく未来へのスタートラインだと思う。このかけがえのない経験を糧に、何事にも挑戦できる大人になりたい。なってみせる。
★石巻 顕
リバティ島、エリス島、楽しい島と、悲しい?(ちょっと違う)複雑な気持ちの島に行った。楽しいことも、歴史に言葉つまることも、どちらも重要。ミギーさんのお話、やっぱり自ら行動して頑張っていると、周りからも応援されるし、尊敬される。本当にカッコよかった。いっぱい夢を見れた旅になりました。明日からは、かなえる日々になる。
出発前に1カ月ぶりに再会した中高生記者20人。米国滞在を通じ、学校や学年の違いを越えて、結束を深めました。多くの記者は、再び米国の地を訪れることを誓いました。
ニューヨーク近郊のニューアーク国際空港から成田空港を目指し、ユナイテッド航空UA79便に間もなく搭乗します。
△滞在中、ずっと取材をサポートしてくれた千晶さん(右)と、ホテル出発前にお別れ
△間もなく搭乗、米国ともお別れです
再会を期して
中高生記者20人は、13時間余りのフライトを経て、8月4日午後に米国から無事に帰国しました。出国前には、機内預け荷物の重量がオーバーし、荷物を詰め直す人もいました。成田空港で解団式を行い、成田エクスプレスで東京駅へ。東北信組と中南信組は、ここでお別れしました。
濃密だった8日間の米国取材で、どんな驚きや感動、発見があったでしょうか。まずは記事にまとめてください。思うように取材できず、悩んだこともあったと思います。その苦労も含め、今回の経験は、これからの人生に生きる貴重な財産になったはずです。20人の今後の活躍を楽しみにしています。最後に、ひと言。どんな時も感謝の心を忘れずに。
また会いましょう。
△20人無事に帰ってきました
△成田エクスプレスの車内で
△東京駅で東北信組と中南信組はお別れです