事前学習会(2019米国派遣)
学生記者20人は6月29日、信濃毎日新聞長野本社(長野市)で開いた事前学習会に参加しました。初顔合わせの20人は、グループに分かれてワークショップに臨みました。
米国に同行する先生2人が、ほぼ英語だけでワークショップを進行。当初は多くの記者に戸惑いの表情が浮かびました。自己紹介し合い、米国関連のクイズを一緒に考えるうちに、緊張がほぐれ、笑顔もこぼれました。
会場にいる大人を相手に模擬取材にも挑戦しました。自分の取材テーマを基に用意してきた質問をぶつけました。事前学習会の取材に訪れた信濃毎日新聞記者を逆取材する頼もしい学生記者もいました。
取材の難しさを感じ、自分の課題を見つけた一日でした。出発までの時間を有効に使い、充実した米国取材になるように準備しましょう。
事前学習会の最初は、みんな緊張の面持ちです
英語で自己紹介を始めると、笑顔も浮かびました
米国の国鳥や一番大きい州を考える「○×クイズ」に挑戦
米国で訪れる施設の外観はどれか、写真を見て考えました
模擬取材も体験し、自分のテーマに沿った質問を、会場の大人にぶつけました
◇◇中学生◇◇
●山岸 真結
今まで実感がなかったけど、学習会に参加したことで「本当にいくんだ!」とワクワクしてきました。事前に質問は考えていましたが、実際にやってみたら全然うまくいきませんでした。出発までにもっと考えようと思います。初対面の人ばかりでしたが、あっという間に仲良くなれたので、ますます楽しみになりました!
●太田 晴一朗
私はこれまで海外に行ったことがなく、学生記者に選ばれたときはとてもうれしく思いました。その一方、本当に異国で取材ができるのかという不安もありました。そのような中、臨んだ学習会でしたが、英語での会話、先輩方の経験談、取材の練習を通して少しずつ不安は減り、一人ではないと思えました。充実した一生の経験にしていきたいです。
●内藤 采嶺
「国連の役割って何だと思いますか?」。初めて会う人にこんな事を聞いたら、だれでも「うーん」となるだろう。私は、今回の模擬取材で相手の答えを引き出す力がないと感じた。自分の聞きたい大きなテーマを直接聞くのではなく、身近な話から、だんだんとテーマと結びつける、そんな風にしたいと思った。
●高橋 雄基
事前学習会では、得たものがたくさんありました。主に取材について。これについて知りたい、と思うだけではなく、完成する記事をイメージして、それを書くために何を取材する必要があるのか、考える必要があると思いました。アメリカ渡航まで残り1ヶ月余り。考えるべきことはきちんと考えて臨み、楽しく取材したいです。
●河西 俊太朗
いよいよアメリカに行くんだという実感が湧いてきた。初対面の仲間と話すのは緊張したが、アメリカに行ったらもっと緊張すると思う。不安なこともたくさんある。ただ、それ以上に楽しみなことがいっぱいだ。この後の1ヵ月を使って、英語力や取材力を高めていきたい。また早くこの仲間とも再会したい。
●甘利 胡春
学習会は、一緒にアメリカに行くみんなに会える!とわくわくした気もちもありましたが、不安な気もちの方が、はじめは多かった気がします。けれど、それはほんのはじめだけで、少し時間がたつと、もう友達のように話をしていて、とても安心しました。英語力をもっとつけ、最高の思い出をつくりたい!と強く思いました。
●国枝 蒼太郎
僕は事前学習会に参加してアメリカ派遣がより楽しみになりました。最初は緊張して記者の仲間と上手く話せるか不安だったけれど、みんなフレンドリーでとても話しやすかったです。これから派遣までの1ヶ月間さらに英語や現地の文化、日本の文化などについて学んでいきたいと思います。
●富永 真悠
いざ取材をするとなると、自分の語彙(ごい)力のなさや、文章の構成力のなさを痛感し不安な気持ちもありました。ですが、引率の講師の方々や一緒に行く皆さんと打ち解けられて、緊張や不安もすぐに薄れていきました。これから、アメリカへ行くまでの1カ月間で、語彙力や英語力を磨いていきたいです。有意義な時間を過ごせました。
●宮嶋 佑月
信濃毎日新聞の記者に質問の基本を教えていただき、模擬取材をしましたが、難しかったです。ですが、取材を続けていくうちに取材が楽しくなりました。私は、相手の顔を見て、取材をするように心がけましたが、まだまだ伝わりにくいことがたくさんありました。出発前に英語の勉強や取材の練習をしたいと思います。
●池上 史桜
初めてこれからのアメリカを共にする仲間と出会った事前学習会は、時がたつにつれとても楽しいものとなりました。すごく不安がありましたが、先輩も後輩も関係なくみんなと学ぶことができたと思います。また、模擬取材では課題を見つけられたので、アメリカに行くまでに整理をし、最高の思い出がつくれる8日間にしたいです。
◇◇高校生◇◇
●塚田 彩音
事前学習会で自分の取材テーマを会場の大人に質問した。聞きたかったことをしっかりと聞くことができなかったので、出発までに内容を深めたい。私は初めての海外なので不安が多くある。同世代の人と協力して後悔が残らないように、たくさんのことを取材し良い記事を書きたい。最高の思い出をつくりたい。
●滝沢 美旺
今日の活動を通して自分の考えの甘さを痛感した。実際に記者として質問をしたときに、質問の意味が相手に伝わっているのか不安になった。出発までに残された時間を有効に使い、帰国後、絶対に後悔することがないように事前の準備を充実させたい。このメンバーで米国取材ができることに感謝し、最高の思い出を作りたい。
●武田 朋己
「なぜ新聞は存在するのでしょうか」。理事長の宮坂さんの問いかけから始まった事前学習会。自己紹介や昼食の時間を通じて、共に研修をする仲間と親しくなることができた。それぞれが取材したいテーマを持っていた。私は仲間のテーマを聞くうちに、自分のテーマを振り返ることができた。自分のテーマをより具体的にして、僕は旅立つ。
●渡部 日向子
不安なんて何もないし、ただただ1カ月後のアメリカが楽しみでしかない!と思って参加した事前学習会。実際に模擬取材をしてみると、質問がテーマの本質からずれてしまったり、予想もしていなかった返答に戸惑ってしまったりした。英語で取材することを考えると、残り1カ月の準備がいかに大切か痛感した。
●松倉 遼祐
不安です。今日はこの一言に尽きるかなと思います。今回の事業ではじめて海外へ行きます。英語は得意ではないので、まずは自分が取材したいことをあと1カ月で明確にします。日本で身近な人に取材して、慣れていきたいと思いました。まだアメリカに行くのだという実感がわきませんが、がんばります。
●宮崎 あずさ
予定の日程も長くて皆との顔合わせは不安でしかなかった。だけど、コミュニケーションアクティビティのおかげで色々な人と話して打ちとけることができた。長いと思っていた打ち合わせ会もあっというまだった。本当にアメリカに行くんだ、という実感が湧いた一日だった。
●窪田 珠梨
事前学習会に参加して、私は自分の考えがいかに未熟だったかを痛感した。高い目的意識を持ってメンバーが取材に臨もうとしている中で、このままでは良くないとあせった。これからの1ヶ月間で他のメンバーに劣らない取材ができるようにしたい。英語力、コミュニケーション能力などの事前準備をしっかりして充実した8日間にしたい。
●桐生 悠雅
実際に取材をするという活動の難しさを知った。取材をする中では日本人でも考え方が違っていて、自分では気付かないことがあり、勉強になった。質問のしかたがあまりうまくできず、せっかくの貴重な意見を引き出せなかった。自分の視野を広げていくために、聞き方をもっと学んで物事についての考えを深めていけるようにしたい。
●上島 あや菜
派遣記者として選ばれてから初めて一緒に行くメンバーと顔合わせをしました。最初は不安でいっぱいだったけれど、アクティビティや昼食の時間で一気に打ち解けて仲良くなる事ができて安心しました。出発までの1カ月弱、準備を万全にして、この貴重な8日間を今後の人生に生かせるような充実したものにしたいと思いました。
●石巻 顕
「新しい仲間や異なる文化の中で課題を見つけ探究してほしい」。宮坂博昭理事長が会の冒頭におっしゃった。取材するのはあくまで自分で、自分一人での戦いと思っていたが、新しい仲間に助けてもらうことも重要である。異なる文化で、今思っていること(取材内容と予想する解答)が変化していくことを認識させられた。楽しむ。