2017年の学生記者派遣がいよいよ本格的に始動しました。長野県内各地から集まった中高生20人は30日、成田ビューホテルに集まり、直前学習会と結団式を行いました。
直前学習では取材の大切さと記事の書き方、行動の留意点を確認。「取材や交流ですぐ使える英会話講座」では、倉下先生や加藤先生のリードで仲間と英会話にチャレンジ。楽しく学び、気持ちをほぐせました。
また、一人一人が米国取材への抱負を語りました。期待と不安が入り交じりますが、みんなで力を合わせて乗り切りましょう。
長野県中から集まった中高生記者20人。成田空港から12時間を超すフライトを乗り越え、無事、待望のアメリカに到着しました。早々に、ぶっきらぼうな入国管理官に驚いた人もいましたが、あすからの本格的な取材に備え、ゆっくり休みましょう。
中高生記者は7月30日、ワシントンで取材をスタートさせました。米連邦議会議事堂を見学後、ホワイトハウス前の通りでは、銃規制をめぐり意見を戦わせている場に遭遇。笹川平和財団米国の研究員、ロメイ小百合さんから核問題について話を聞いたり、仲間と考えたりしました。リンカーン記念堂では雨宿りの人たちに取材しました。取材初日にうまくいったこと、いかなかったことを明日につなげよう!
7月31日は、米報道博物館ニュージアム、国立自然史博物館を巡り、スーパーマーケットで買い物を体験。同世代のガールスカウトと楽しく会話(取材)やお土産交換、ダンスなどで盛り上がった。
国立航空宇宙博物館別館はスペースシャトルなどいろいろな楽しい展示の中に、広島に原爆を投下した爆撃機「エノラ・ゲイ」もあります。各所で取材を試みる姿もありました。何を見て、何を感じ、何を知り、何を考えるのか。中高生記者の旅は、ニューヨークに舞台を移しました。
ニューヨークに移動し本格的に取材を始めました。自由の女神遠望の後は9・11記念博物館へ。壊れた消防車や折れ曲がった鉄骨、遺物の数々と当時の映像、音声、図説…。思わず、立ちすくんでしまった中高生記者も少なくありません。共同通信ニューヨーク支局のあと、ジャズ・ピアニスト宮嶋みぎわさん、そしてニューヨーク・メッツの試合観戦。ニューヨークをかみしめた一日になりました。
きょうで取材は最終日になります。国連本部、メトロポリタン美術館の合間に国連の軍縮担当職員や共同通信社の記者さんらに話を聞くことができました。各自の取材テーマを考える上で、非常にヒントになりました。 仲間たちと一回り大きくなり、明日は帰国の途につきます。
中高生記者一行は、アメリカでの全行程を終了しました。みんな、頑張りました。ユナイテッド79便で帰国の途につきます。
アメリカから成田空港に無事、到着しました。米国出発直前にはパスポートが行方不明になったり、到着後には腕時計を飛行機に忘れたり、最後まで話題と笑顔に事欠かない7期生でした。 帰宅後はそれぞれの生活に戻ります。米国で出会った人たち、知ったことや経験を思い出してみてください。それを記事に込めて書きましょう。それを胸に未来に続く日々を歩みましょう。米国派遣事業に関わった人たち、そして家族への感謝も忘れないでください。同行した大人たちも、みなさんの姿に勇気をもらいました。頑張りましょう。それでは、また会う日まで。