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updated 2020-04-03
第18回信毎こどもスクール「しんまい火山の学校」(信濃毎日新聞社主催、一般社団法人長野県新聞販売従業員共済厚生会など共催)は21日、松本市の信州大理学部で開いた。2014年の御嶽山噴火災害を機に翌年に始まり4回目。県内の小学生約30人が参加し、模型を使った実験を通して噴火の仕組みを学んだ。
雲仙岳災害記念館(長崎県島原市)学芸員の長井大輔さん(43)が、火山模型にセットした粉末状の薬剤に火を付けて噴火を再現。子どもたちは噴出物が周囲に降り積もる様子を興味深そうに見つめた。
北アルプス焼岳の火山活動を研究している信大理学部准教授の斎藤武士さん(43)は、観測に使用している「赤外線カメラ」を紹介。子どもたちは熱したり冷やしたりした石を赤外線カメラと接続したタブレット端末で観察した。安曇野市穂高南小5年の中嶌梨音子さん(11)は「火山には噴火で怖いイメージがあったが、きれいな風景をつくっていることも分かった。もっと勉強したい」と話した。