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updated 2020-04-03
第16回信毎こどもスクール「しんまい火山の学校3~だからここに山がある!」が17日、茅野市の東海大諏訪高校で開かれ、小学生46人が実験などを通じて火山の成り立ちに理解を深めた。
磐梯山噴火記念館(福島県)館長の佐藤公さん(61)は講演で、火山噴火は被害をもたらす一方、美しい景観もつくってきたとし、「火山は二つの顔を持っている」。信州大出身で箱根ジオミュージアム(神奈川県)学芸員の山口珠美さん(35)は、噴火によってできるくぼみ「カルデラ」などについて説明した。
子どもらは4、5人の班に分かれ、東海大諏訪高科学部、諏訪清陵高(諏訪市)天文気象部の生徒と実験に挑戦。穴を開けた板の下からペースト状の素材を何度も押し出し、火山のような形に盛り上がっていく様子を再現した。
班によって形が異なり、諏訪郡富士見町の富士見小5年小林一真君(11)は「(押し出す)勢いとか、かかった時間とかで変わるのかな」。茅野市永明小6年の北原慎也君(11)は「もっと勉強して詳しくなりたい」と話した。