一般社団法人 長野県新聞販売従業員共済厚生会

滞在日記 8/1同行記者からのメッセージ

  きょうは取材最終日。中高生たちは取材に慣れてきた様子でいろいろな人にばんばん質問しました。アジアとの交流を進めるマンスフィールド財団、世界中の報道や新聞の歴史を展示しているニュージアム。航空宇宙博物館では、広島に原爆を投下したエノラ・ゲイ、スペースシャトルの実物を見学しました。夕食はホテルで。東日本大震災の「トモダチ作戦」に参加した米海兵隊の中佐がゲストとして来てくれました。
 最後に中高生が1人ずつ、今回の派遣の感想を言いました。活動を通じて自信が付いたことが分かりました。あすはワシントンから成田の全日空便で帰国します!

0801_01マンスフィールド.jpg日米交流も進めるシンクタンク、マンスフィールド財団の理事長さん(左)に取材しました0801_02ニュージアム.jpgニュージアムで4Dの映像を見る前にパチリ。内容は迫力がありました

0801_03航空宇宙博物館.jpgエノラ・ゲイの近くにあった日本の水上機Seiranの前で。漢字では晴嵐と書くようです0801_04フェアウェルパーティー.jpg夕食懇談会には海兵隊中佐(左)も参加。中高生たちの質問攻めに快く応じてくれました

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みなさんの感想

otoko.png滝沢颯(信大付属長野2年・長野市)
ぼくは、なりすましやその他噓をついて取材する「潜入取材」や機密情報の「告発」の可否について3人の方に取材をさせていただいた。その中で、スノーデン氏についても取材した。すると、2人の方は告発に賛成でしたが、1人の方は反対でした。それぞれの理由を聞き、物事の両面性が見えました。この5日間の取材で本当にさまざまなことを学べました。
onna.png工藤茉紗美(長野日大3年・長野市)
Newseumに行きました。真珠湾攻撃、広島・長崎の原爆投下、さらにケネディ暗殺などの昔の有名な出来事がすべて新聞で残っており、読むことができました。記事の大きさや見出しなど他のと比べると、とても特徴があり、事件の大きさを理解することができました。「新聞から学ぶ」。これを実感できたと思います。
onna.png宮入栞(長野日大3年・長野市)
きょう一番楽しかったことは、航空宇宙博物館です。あらかじめ下調べをしたときに写真を見たのですが、実際は本当にものすごい数の飛行機が展示されていて、それも本物だったので感動しました。また、きょうは取材と観光の最終日でした。帰りたくないです!
onna.png南河凜(依田窪南部2年・長和町)
私はきょう、音楽に関する質問をしました。お年寄り、子ども、白人さん、黒人さんに話を聞くことができました。一人一人音楽に対する気持ちが違っていて、とても面白かったです。最終日でしたが、たくさん質問をすることができて良かったです。
onna.png桜井美緒(才教学園3年・松本市)
スミソニアンが一番印象に残りました。エノラ・ゲイなど、歴史に残るような飛行機を見て、本当に感動しました。また、アメリカ人のフレンドリーさも感じました。私が「ブラックバード」の写真を撮っていた時、アメリカ人に「写真を撮ろうか?」と声をかけられました。たまたま私が写真を撮ってほしそうな顔をしていたらしく、親切にしてくれました。
otoko.png水口竜吉(梓川3年・松本市)
昼食の時にご一緒した、コニシさんというNGO団体の方に取材しました。僕は、「原爆を日本に落としたこと」について質問しました。彼は「原爆を落としたから戦争が終わった」とは言いませんでした。それにとても驚きました。
onna.png米川沙彩(丘3年・塩尻市)
きょうは取材最終日でした。航空宇宙博物館ではゼロ戦やエノラ・ゲイを見ました。初めて生で見て、こんな小さい飛行機が大きな被害を及ぼすんだ、と思った。また、シミュレーターで、美緒と遊びました。3Dの迫力はやはりすごいなと思いました。本当に1週間、あっという間だったけれど、良い経験ができました。ありがとうございました。
otoko.png登里祥伍(開田3年・木曽町)
航空宇宙博物館別館では、発明されたころの飛行機からスペースシャトルまで時代を超えて多くの飛行機などを見ることができた。特に広島に原爆を投下したエノラ・ゲイを見ることができ、そこでは一段上に展示されていたりとアメリカの大衆的な意見の一部を視角で感じることができたのが良かった。日本人として、日本の歴史もしっかり学び直していきたいと思った。
onna.png山村未悠(長峰3年・茅野市)
最終日なのでちゃんと取材しなきゃ、と思っていました。航空宇宙博物館では、たくさんの取材をすることができました。博物館とは関係のないことを質問したのに、皆さん優しく答えてくれて、すごくうれしかったです。自分で英語を話すのは、全然うまくならなかったけれど、少しだけ聞き取れるようになった気がするので良かったです。
onna.png小沢梨々香(豊丘1年・豊丘村)
きょう一番印象にのこっているのは、エノラ・ゲイのことについて、エリックさんからお話をうかがえたことです。エリックさんは、航空宇宙博物館のガイドさんで、ほかに取材した方々に比べて、原爆やエノラ・ゲイ、日本のことについてよくご存じでした。放射能の被害が長く続くことについて「70年前はよく分からなかった」と話してくれました。
otoko.png市ノ瀬椋(飯山2年・飯山市)
マンスフィールド財団でアメリカの少しダークサイドな部分を聞けて、勉強になりました。きょうも含めたくさんの方々に支えられ取材することができました。本当にありがとうございました。
onna.png青木文奈(屋代2年・長野市)
エノラ・ゲイを見て、実際に見に来ている方々やガイドをしていらっしゃるエリックさんにインタビューしたことで新しい発見ができました。わたしは英語の質問をするとなると、頭の中が真っ白になってしまい、それが怖くて無意識のうちに自分の力で会話をすることがから逃げていました。しかし、ほんの少し踏み出すことで新しい世界が開けるのだとアメリカにいるうちに気付くことができました。これからの自信、意欲につなげることができそうです。
onna.png清水千花(上田2年・青木村)
一番印象に残っているのは航空宇宙博物館です。大きな建物、大胆で斬新な展示、これで入場料無料はすごいなあと思いました。ニューヨークのメトロポリタン美術館も展示が斬新で海外の美術館などの工夫を日本ももっと見習えばいいのに、と思いました。最近はそういう例も増えてきましたけど。
onna.png井出七夕(蓼科2年・東御市)
航空宇宙博物館別館で、学校の資料集に載っているB-29を実際に見られて、鳥肌が立ちました。しかし、本館にある日本のゼロ戦を見ることができずとても残念でした。途中で米国人男性2人に質問し、仲良くなれてとても楽しいひとときでした。日本へ帰ったら、今回の経験をたくさんの人に伝えられたらいいなと思いました。
onna.png吉沢華蓮(岩村田2年・小諸市)
「あなたの英語、とっても聞き取りやすいのよ」って言われました。とにかく周りの発音を真似して、聞き取りやすさを追求しました。あすはもう飛行機だと思うと、ホッとするようなさみしいような変な気分です。アメリカは自由の国でした。明るい人も多いし、「写真撮ってもいい?」と申し訳なさそうにすると、「気にしないで! もちろんよ!」。初対面の人に対して、写真を撮ること許すのは意外とやだと思うんですね。でも、笑顔でOK!といえる欧米人、とってもかっこいいと思います。私は今回の旅で大きくすすみました。そう信じていきます。明日からもエイエイオー!
onna.png牛丸瑛理香(松本秀峰中等教育学校4年・松本市)
昼食のときに、ゲストとして祖父が日本人である日系人のコニシさんが来てくださいました。コニシさんはNYの方なので、9・11後の街の変化の様子も聞けました。事件前は、NYは混雑していて、忙しく、人間関係も希薄だったのですが、事件後は人々の一体感が高まったそうです。このようなお話は教科書ではわからないので、生の声が聞けてよかったです。また、わかりやすく英語を話してくださり、ほぼ理解できたので自信になりました。
otoko.png浅輪優樹(松本深志2年・松本市)
時間の都合上、国立自然史博物館に行けなかったのがとても残念でした。個人的にすごく楽しみにしていました…。また、アメリカに来いということですかね(笑)。取材最後の日だったので、19人の学生記者ともたくさん話せました。これからも出会えた仲間とのつながりを大切にしていきたいです。
otoko.png細田柊登(伊那北2年・南箕輪村)
4人のアメリカ在住日本人に、アメリカで受けた差別について質問した。そのうち3人は並んでいるところを割り込みされるなどの経験を持たれてていたが、共同通信ワシントン支局で働く木下さんは「ワシントンにはさまざまな人種の方がいて、皆さん優秀だ。差別は一度も受けたことがない」と話していた。アメリカの首都のすばらしい一面を発見できた。
onna.png市岡恵梨(飯田風越2年・松川町)
マンスフィールド財団の方々との会談があり、とても興味深い日米関連のお話を取材することができました。マンスフィールドさんの意外な過去や、この財団は人的支援に力を入れて、さまざまな場所で活動していること、日本と隣国とのこれからを話していただき、記事にできそうだと思います。アメリカでの5日間はとっても短く感じましたが忘れることのない貴重な経験になりました。
onna.png塚田奈那(飯田2年・平谷村)
私のメーンテーマ「エノラ・ゲイ」についての取材をすることができました。積極的に質問できたことがうれしかったです。取材させていただいた方々は、それぞれ興味深い話をしてくださったので良い記事が書けそうです。