小川 彩那 (上田西高校 高2・軽井沢町)
実は身近にある国連の仕事って?
共同通信ニューヨーク支局で取材 あなたは「国連ミレニアム開発目標」を知っているだろうか?
ミレニアム開発目標(MDGs)には8つの目標があります。これは極度の貧困を半減させることからHIV/エイズの蔓延を食い止めること、そして初等教育を完全に普及することまでさまざまです。
これらはすべて、開発分野における国際社会共通の目標で2015 年を達成期限としています。
例えば各学校で学校給食を提供することで極度の貧困から回避できる、また給食を食べるために学校へ通うため初等教育普及の目標にも関連する。このように2年後と迫る達成期限に向けて着々と国連の仕事は進んでいます。
国連本部前で記念撮影しかし、未だ達成には届いていない地域も残っています。例えば普遍的な教育を受けるのを阻むのは所得の格差であり、農村部の子供たちは都市部の子供たちよりも2倍も学校に通えない可能性が高い。さらに教育に対する社会的、文化的障壁も広く見られる。根本的な問題を解決するためには2015年という期限は時間が短すぎるという現状があります。
この目標を達成させることは地球にいるみんなの責任だと私は思います。この取り組みを持続的に繋げるためにも、まず現状を知るべきだと考えます。
安心安全で幸せな世界を作るために「国連ミレニアム開発目標」を達成させましょう。
立ち上がれ日本企業!!
サムスンとヒュンダイの広告 私はアメリカで、日本製のカメラ、車を多く見た。しかし今回宿泊したホテルのテレビはSONYやPanasonicなどの大手メーカーではなく、韓国製のLG社であった。
他にも街中を歩く人のスマートフォンを見るとアップル社やサムスン社が目立っている。
共同通信NY支局の話では「ここ数年日本製品は衰退している、車は大丈夫だが、家電が侵食されている」とのことだ。
私が生まれる前のバブル時期は日本の企業はすごく盛り上がっていてNYのオフィスビルを何千億という単位で買収していたらしい。しかし今ではタイムズスクエアで見かけた「SONY」の宣伝掲示板は小さく、真横のLG社は2倍くらいの大きさで大宣伝していた。衰退している原因は何だろう…私は他社と日本企業の広告の違いにもあるのではないかと認識した。
日本の企業は「モノ」の個体を重視した宣伝に対し、他国の企業では「モノ」の宣伝よりも会社のブランド性を重視した宣伝であった。一概には言えないが、私は会社のブランド性をアピールした宣伝に引きつけられた。
さらにアメリカ人の家電へのニーズも変わってきているのでは?とも感じた。
アメリカから他国の企業のマーケティングを見た時、果たして日本企業は他国のニーズに応えるためのマーケティングをしているのか疑問に感じた。