一般社団法人 長野県新聞販売従業員共済厚生会

取材報告

宮原 健太 (松本秀峰中等教育学校 中4(高1)・塩尻市)

アメリカの政治について

連邦議会議事堂の外観.JPG連邦議会議事堂の外観 7月30日、ワシントンDCの議員会館で、インディアナ州の上院議員であるジョー・ドネリー氏にお会いした。短い時間だったが、ドネリー氏は私たち、学生記者一人一人に握手をしてくれた。
インディアナ州ミシャワカと塩尻市は姉妹都市になっていることもあり、ドネリー氏は「日本と我々は重要なパートナーだ。より交流を深めていきたい」と話してくれた。
★ドネリー上院議員と宮原くん.jpgドネリー上院議員と宮原くん在米日本大使館の公使、千葉明氏にアメリカの議員、アメリカの政治体制についてうかがった。アメリカでは地方議員や下院議員を努めた後、上院議員を務めるのが一般的で、各地方を重視した政策を立てることが多いそうだ。
各議員が地元重視の政策を立てるもう一つの理由として、南北戦争以来、州の独自性が重んじられているからということも言える。地方ごと、州ごとが強調されることから、国の予算の中で各州に割り当てられる部分も大きいようだ。
日本では“議員は国の代表者”という考え方をされ、国会で各地方のことをわざわざ議論しないように思われる。
ただ、東日本大震災の福島第1原発事故以来、日本では様々なエネルギーの確保の仕方が考えられてきている。地元をよく知る各議員がそれぞれの地元にあった最も良い効率でエネルギーが確保できる発電方法を考え、それを互いに議論しあう場としての国会が今の日本では必要になってきている気がする。今ある日本の仕組みに加えて、アメリカで学んだことも考えながら、これからの日本のあり方を考えていきたいと思った。

国連が担う重要な役割

★国連のスクールインボックス.JPG国連のスクールインボックス 最近、国連の機関で話題になっている国連世界食糧計画というものがある。国連本部を見学した際に、その中で貧しい地域に届けるという物資を見せていただいた。
特に印象に残っているのは、板に塗ることで黒板になるというペンキだ。これは何らかの原因で黒板がないときでもしっかり子供たちが教育を受けられるようにというために開発されたものらしい。
国連の基本方針には国際平和、軍縮、人権の獲得、教育を受けること、などがあるそうだ。国連世界食糧計画はこの目標を全て達成できそうで、私はとても感心してしまった。貧しい国の子供たちに学校で食糧を分け与えることで、その子供たちの飢えが改善されて、そして学校に来る回数がどんどん増えれば、教育が改善されるし、学校で予防接種が行われることで医療も改善される。またこのシステムではたくさん学校に来ることで、月の終わりに家族に食べものを持ち帰ることができるようだ。そのため子供だけでなく、その家族も助けることができるのだ。
またこのような活動は食糧不足を助けるだけでなく、これが原因で起こる紛争を未然に防ぐこともできるのだ。食糧をコントロールすることは、少し嫌な感じもするが、その後のその子供の人生が大きく変わるということを考えると、本当にすごいシステムだと思う。