一般社団法人 長野県新聞販売従業員共済厚生会

取材報告

木次 萌 (岩村田高校 高2・佐久市)

ガールスカウトとの交流

 ワシントンDCでの滞在2日目に現地のガールスカウトとの交流会が開かれた。ガールスカウトとは少女と若い女性の可能性を最大限に伸ばし、責任ある世界市民となれるよう」に活動する、世界最大の社会教育運動である。日本全国にも約4万人の会員がおり、世界では約1000万人が活動している国際的な青少年集団で、野外活動、地域奉仕など様々な体験活動を通し、自らの興味や可能性を発見し力を伸ばすためのプログラムが組まれている。
私たちは今回、メンバーの家にお邪魔し、ホームパーティ形式の交流会に参加させてもらった。
今回の交流では、アーリントン在住のベスト加島聡子さんが案内してくれた。都会の雰囲気だった場所から家が立ち並ぶ静かな場所に入り住宅地の雰囲気を味わうことができた。
中には滑り台やブランコなどの遊具を備えている家、ツリーハウスが見受けられる家があった。20分ほどで到着すると、十数名のガールスカウトのメンバーは私たちを見つけ、「hello!!!」と駆け寄り、握手をしてくれた。
私たちは輪になって自己紹介をし、一緒に団員の歌を歌った。それでも緊張がほぐれない私たちにメンバーは、water balloon fighting ウォーターバルーンファイティング(水風船遊び)をしようと誘ってくれた。私たちは興味津々にメンバーにやり方を教わり水風船でキャッチボールをして、割れたら負け。という遊びをした。この遊びを通して私たちは一気に距離が縮まり、少しずつ会話が見受けられるようになった。メンバーの積極性と私たちへのホスピタリティに感動した。
アメリカ式のバーベキューとガールスカウトクッキーを頂きながら、私たちはたくさん語り合った。言葉の壁、国の壁を越えこんなにも楽しむことができるのか。と本当にうれしい気持ちになった。
私たちが、これからの世界を担っていく世代となる。いかに友好関係を深め、お互いを分かり合うかで平和な未来を作れるのではないだろうか。私は、「ボーダーレス」をモットーに国境を越えた関わり、繋がりを大切にしたい。
広い庭が会場となったガールスカウトとの交流.jpg広い庭が会場となったガールスカウトとの交流水風船のキャッチボール.jpg水風船のキャッチボール即興のダンスで交流した.jpg即興のダンスで交流した

銃社会の米国 市民の声を聞く

 アメリカでは、3億丁の銃が出回り、毎年3万人が銃によって命を落とすと言われている。コネティカット州のサンディフック小学校では昨年12月、児童20人を含む26人が犠牲となった乱射事件も発生した。こうした中、オバマ大統領は銃規制の強化に取り組んでいるが、議会の賛同を得られず、思うように進んでいない。私はこの問題について、ニューヨークのホテルを訪れた人に賛否を聞いた。
テキサス州在住の中学校教師ルネー・ジョーンズさん(47)は「報道で銃に関する事件を見ると悲しくなるし、心では銃規制に賛成」と話す一方、銃規制を強化しても、犯罪件数は減っていないという統計を挙げ「こうしたことを考えると銃規制には反対」とも話した。両方の意見を持ち、悩んでいることを私はとても興味深く思った。銃規制をめぐる法案が審議された連邦議会議事堂.JPG銃規制をめぐる法案が審議された連邦議会議事堂
 南カリフォルニア在住のブラッドさん(38)は「私自身は銃を持っていないが、武器を持つことはアメリカ憲法で守られている権利だと思う。家族や子どもを守るために銃は必要」と語った。一方、子供が銃を誤作動させる危険性にも触れ、「もし私が銃を持っていたら子供の目の届かないところに入れて保管しないとね」と話した。
 共同通信ニューヨーク支局長の船津靖さんにも聞いた。船津さんは「日本人の感覚なら銃規制は当然のことだが、アメリカの、特に地方に行くと身を守るために銃は必要という考えも分からなくはない」とし、「銃問題の根本には個人の自由という考えがある。それを取り上げるのは難しい」と話してくれた。
 今回の取材で、多くのアメリカ人が銃に対して真剣に向き合っていると分かった。私は「銃がなくても平和になれる、日本のように」というシンプルだが力強いメッセージを送りたい。