飯島 みこと (大鹿中学校 中1・大鹿村)
国連本部を訪れて
国連本部.と各国の国旗
国連本部を見た瞬間、私はワァと声をあげた。
高層ビルのまわりに立ち並ぶ国連加盟国の国旗。193もの旗が立ち並んでいてとても目をひく。その国連本部の中へ入り、仕組みなどを聞いてきた。
ガイドさんがいろいろなことを教えてくれたが、一番私が驚いたのは国連本部の敷地はアメリカの領土ではなく国際領土だと言うことだ。国連には、国際司法裁判所もある。
私は「アメリカの領土ではなく、193ヶ国の国の領土なんてすごい」と思った。他にも、いろんな話し合いをするところへ行って、どんな話し合いをするかなどを教えてもらった。
国連本部には戦争の絵や、原爆で被爆した像など、たくさんのものがあった。世界をより良くするために、193カ国が努力をしていることが、とても感じられた。外景と同じく中もすごいと私は感じた。
手書きの新聞が伝えるもの
ワシントンDCにあるニュージアムで、私が絶対に見ると決めていたことがある。それは2年前の東日本大震災の2日後に発刊された、手づくりの石巻日日新聞だ。
手書きの石巻日日新聞
ニュージアムでの9・11の展示ベルリンの壁ニュージアムには、世界中の新聞が集められている。その中には、9・11の同時多発テロやベルリンの壁もある。9・11など世界中を悲しみに落とした事件といっしょに展示されている、東日本大震災のライフラインも回復していない時に作られた新聞に興味を持った。
石巻日日新聞は少し離れたところにあり、ショーケースに飾られていた。その新聞をみたとき、私はただ単に「すごい」という言葉しか出てこなかった。新聞の日付は3月13日。地震や津波におそわれてたった2日後だ。その中、この新聞を作った人のプロの意識は本当にすごいことだと感じた。
手作りの石巻日日新聞がニュージアムで展示されていたこと。その意味は、おそらく東日本大震災を忘れないためだと私は思う。
実際、私も2年前に比べ東北に対する関心はうすれている。ニュージアムにある石巻日日新聞は、今でもあの時のことを私達に知らせている存在だと私は思った。