一般社団法人 長野県新聞販売従業員共済厚生会

取材報告

吉原 万葵  長野清泉女子高2年

憧れのニューヨークで

DSC_0324.JPGニューヨークは、世界最高水準の世界都市、金融センターであり、世界の商業、文化、ファッション、エンターテイメントなどに多大なる影響を及ぼしています。また国際政治の中心である国連本部が置かれています。自由の女神、ミッドタウン、ブルックリン橋、セントラルパーク、タイムズスクエアなどの様々な名所があり、常に世界から注目されており、「眠らない町」などとも呼ばれています。
ニューヨークの街の通りは、本当にたくさんのお店や会社があり、有名なブランド店が連なっていたり、apple社があったり、日本では身近な「ユニクロ」が大きな規模のお店を構えているのを見たときは何だか嬉しくなりました。とにかくニューヨークには、テレビや雑誌で見たことのある、有名なものが本当にたくさんあったのです。
タイムズスクエアはネオンサインや電工掲示板、建物外壁へのビルボードや世界各国の広告、ミュージカルの看板、「MAMMA MIA!」や、「CHICAGO」など一度は耳にしたことがあるようなものが本当にたくさんありました。カラフルで、人々も笑顔で明るく楽しい雰囲気が伝わって来ました。DSC_1889.JPG
そして、ニューヨークは犯罪が多く危険なイメージが強いと思いますが2005年以来、ニューヨークの犯罪発生率はアメリカ25大都市の中で最低。凶悪犯罪は1993年から2005年までの間に75%減少し、アメリカ全体では増加傾向にあったのに対し減少を続けています。一般的なイメージより、ニューヨークは安全であることが分かります。実際に共同通信のニューヨーク支局長が「真夜中に女性が一人で歩いているのを見た。少し前までは絶対無理だった。」と話していました。

ニューヨークで私が感じたことは、「良い意味で普通」だったということです。来る前のイメージだと、街の人々の雰囲気がスタイリッシュで、いつも何か焦ったように、せわしなく時間が流れ、車のクラクションが鳴り響いて、ごたこだしていて。たくさんの人々の憧れではあるけれど、手が届かなくて、少しストレスフルなのかな、と思っていたのですが、どちらかというと、Tシャツとジーパンでぶらっと歩けるような、親しみやすい、何だか不思議で面白い場所でした。
ビルなどの建物は、日本よりも平均的に全部高く、テレビや映画で見ていた「ニューヨーク」を感じるところがたくさんあり、都会らしく、世界の中心の格の高さを見ました。最も印象に残っているのが、マンハッタンの景色です。その壮大さと、美しさと、あの感覚は、とても鳥肌が立ちました。見事でした。わたしはその景色をずっと見ていました。
わたしは今回、ニューヨークへ行かせて頂いて、改めて、ニューヨークが憧れで、親しみが沸き、より大好きになりました。ひとを惹き付ける不思議な魔法を持っている、そんな街でした。

自由の鐘(リバティベル)について

DSC_1834.JPG アメリカ発祥の地、フィラデルフィアはペンシルバニア州南東部にある都市です。
 私たちは、アメリカ独立記念館、自由の鐘を訪れ、アメリカの象徴である「自由」について考えてみました。
 1776年7月4日、大陸会議により、トーマス・ジェファーソン(アメリカの大統領)が起草した、当時イギリスに統治されていた13の植民地が独立したことを宣言する文書、アメリカ独立宣言が採択されました。それがされたのが、独立記念館です。これは、1753年に創立されました。1979年には、世界文化遺産に登録されました。
 自由の鐘は900キログラムで、自由の女神と並んでアメリカを代表する自由のシンボルです。奴隷制の廃止や、独立など、アメリカの国民性や自由において親しみのあるものです。独立宣言の際に、鳴らされたそうですが、その後に亀裂が入り、もう鳴らせないそうです。この鐘はアメリカの各州、また世界中にあり、国際的な自由の偶像としても用いられてきました。日本にもレプリカがあります。
 私もこれが国際的な意味を成していることを実際に訪れ、実感しました。自由の鐘の説明や「リバティ」ということばが、たくさんかの言語で訳されていたり、ビデオを見たときも、今までに世界中にからたくさんの人々が訪れていることを知りました。わたしは、「高らかに鐘を鳴らし続けよう。奴隷が自由になるまで」ということばが印象に残っています。
 今までに、アメリカには自由を勝ち取るまでにたくさんの苦労、悔しさ、悲しみ、嬉しさ、たくさんの歴史があったからこそ、多くのアメリカ人にとって、自由というものが魅力的に映るのだと思いました。島国であり、単一化しているこの日本や日本人には、あまり実感出来ないようなことがたくさんあるな、と感じました。