感想を紹介します。
- 霜村明里(東部中3年・長野市)
- バスの中で、「自由」についてたくさん話しました。日本のことやアメリカのこと、世界のことをまじめに考える機会になりました。
- 小林希(七二会中3年・長野市)
- 9.11の話を聞いた場所では、写真がたくさん貼ってある場所がありました。みんな笑顔の写真なのに、9.11で命を失った方だと思うとつらくなります。誰が悪いとかより、そこにたまたまいただけで死んでしまったなんて残酷でした。
- 高木陽央(飯綱中3年・飯綱町)
- ニューヨークは想像していたアメリカだった。ビルの高さが東京とは比べものにはなかなかった。アメリカに行って分かったことは、日本料理のおいしさと、日本人のていねいさでした。
- 青木至人(北御牧中2年・東御市)
- アメリカの人々との会話はほとんど成り立ちませんでした。でも、身ぶりや手ぶりでも通じました。アメリカ人はたくさんの表情を持っていて、言葉が通じなくてもわかってもらえるんだなと思いました。
- 土屋ひかり(軽井沢中3年・軽井沢町)
- ニューヨークに来てみて、ビルが高いなあと思いました。タイムズスクエアなど、ちょーすごかったです。お店もたくさんあって、行ってみたかった。14歳でこのような体験ができて、本当によかったです。
- 松沢実紀 (白馬中3年・白馬村)
- 映画や音楽、テレビ、雑誌などから知っていたアメリカにずっとあこがれていました。今回自分の目で見て、感じて、アメリカの楽しくて華やかな部分、アメリカがかかえている問題、多くの命が失われた歴史など暗い部分も感じて、今までよりずっと多くのことを学べました。
- 山田茉央(南木曽中3年・南木曽町)
- オバマ選挙事務所で質問できなかったので、ニューヨークでは「9.11のような危険な場所や事故現場で仕事をするのに、消防士になったのはなぜか」と疑問に思い質問したけど、最初はよく分かってもらえなかった。疑問に思ったことをきちんと質問できるように、もっと頑張ろうと思った。高校生のみなさんが一緒に写真を撮ろうと誘ってくれたりして、本当にうれしかった。
- 川上直美(山辺中1年・松本市)
- 私は最年少ということでみんなにかわいがってもらえてうれしかったです。一番苦労したのは食事です。学校の給食で食べるのが遅く、アメリカの食べ物が一番心配でしたが、予想通り口に合わなくてほとんど残してしまいました。肉もチョコも苦手ですが、これを機に食べれるようになりたいです。
- 溝口紗彩(才教学園中2年・岡谷市)
- アメリカ人は親しみがあり、日本人と分かると日本語で話してくれた。あっという間でした。グラウンド・ゼロでは前向きに物事を考えているところがいいなと思った。
- 牧内りずむ(高陵中3年・飯田市)
- グラウンド・ゼロではテロについて考えさせられた。亡くなった人の名前が刻んであるのを見て、この人たちがどんなことを思って、どんな最期をとげたのか考えてしまった。
- 高橋紡花(長野工高3年・長野市)
- 「自由」とは何かと聞かれた時、「自由は自分でルールを決める、実は一番難しいことだ」と答えました。自由とは、自分で決定する過程のことを言うのだと思います。自由の国、アメリカ。日本は内向的ですが、自発的なアメリカ。今日本はもう少し自発的なオープンな人材を求めていると思います。私たちがその先駆けになれればいいなと思います。
- 中島瑞穗(長野高1年・長野市)
- 超ハードなスケジュールでしたが、普通の人ならまず入れないような所に行けて、とてもラッキーでした。新聞を書くことは今まで何回もやってきたのに、今回あらためて書くとこんなに難しいことだったかとびっくりしました。
- 小沼祐之介(長野高専2年・長野市)
- 国連では教科書に載っていた議会場を見て、ただただあっけにとられるばかりだった。国連の仕事の話を聞いて、自分も世界の人たちの役に立つ人間になりたいと思った。
- 吉原万葵(長野清泉高2年・千曲市)
- ニューヨークは夢のようでした。テレビで見るニューヨークそのままでした。マンハッタンのビルがすごく印象に残っていて、今私がそこにいて、目の前にあるなんて、本当に感動で、感謝でいっぱいです。
- 伊東香奈江(上田高2年・上田市)
- 初対面の人たちと1週間もずっと一緒に過ごすということはなく、いい経験になりました。同年代なのに、みんなしっかりと自分の意見を持っていて尊敬できる人たちでした。夜もみんなで集まって見に行ったこととか、将来のこととか、意見を言い合うのがとても楽しかった。本当にいい刺激を受けました。
- 竹内瑞穂(上田東高3年・上田市)
- ニューヨークは多少臭かったけれど、英語などに使われていた所が多くて、とてもテンションが上がりました。
- 福島愛美(松本深志高3年・大町市)
- ブロードウエイの看板を背景に、その場で出合った人と写真を撮ることができたことは、絶対忘れられません。ブラジルから旅行で来ていた女性は、すし、刺し身など日本食が好きだと話してくれました。自分の英語が通じて、相手の英語も聞き取れて、米国で日本食の話をする。とても不思議で、とても素晴らしい体験でした。
- 栗林太地(松本蟻ケ崎高1年・安曇野市)
- ニューヨークでは最後の機会だと思い、外国の方と話をしました。とても楽しかったです。それと同時に、もっと英語が話せればよかったのに、というもどかしさも強く感じました。
- アルッガマゲ未美利(伊那北高2年・駒ケ根市)
- 空港に行くバスの中で、たくさんの大人たちが涙を流しながら話をしてくれました。そこであらためて、こんなにも多くの人に支えられていたんだということを実感しました。この1週間の経験は大きな財産となりました。
- 北沢佑奈(飯田高3年・飯田市)
- ニューヨークでは9.11の時に女性の消防士だったブレンダさんに英語で質問することができた。あの日、どれだけ恐ろしかったかが分かった。ブレンダさんの「悪夢以上だった」という言葉が忘れられません。
最後に米国生活をリポートした信毎の井上からごあいさつです。
忙しい日程で、十分に取材ができなかった部分もあってごめんなさい。忙しくて大変でしたが、みなさんよく頑張りました。いままで勉強してきた英語とは違ったり、通じなかったりしたこともたくさんあったと思うけど、チャレンジには本当に感心しました。一日目の「エノラ・ゲイ」の前でアメリカ人にインタビューした勇気には、頭が下がりました。オバマ選挙事務所で電話した人もすごい。
一人が頑張ってみると、ほかの人もチャレンジしようとしていて、ちょっとしたことも英語が通じたり、分かったりすると、報告に来てくれたりして、見ている私もとてもうれしかったです。誰が一番、ということではありません。一人1人のそれぞれのチャレンジがすごいことでした。
取材も慣れないことばかりだったと思うけど、物事は両面から見ること、分からないことは恥ずかしがらずに聞いてみること、これを守って頑張ってよく聞いてくれました。
今回は、かなり背伸びした内容で、難しかったこともたくさんありました。今分からなくてもいつか分かることもあると思います。考えるきっかけをつかんでもらえれば十分です。
バスの中でみなさんに意見を聞いたのは、自分の気持ちや考えを、上手に表現できるようになってほしいと思ったからです。苦手な人もいるようですが、考えたり、疑問に思ったりしたことを、うまく説明できるようになるといいなと思います。
期間中、さぞ心配だったと思いますが、見守ってくださったご家族の方々、ありがとうございました。生徒たちは本当に成長しました。そして、協力してくださった共同通信の皆さま、そのほかの先生方、本当にありがとうございました。たくさんの人の力で、今回のツアーが実現できました。
ではみなさん、頑張った成果を原稿にして送ってください。まってまーす。
鬼の編集長の 井上でした。