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updated 2020-04-03
朝から曇り空。雨が心配でした。
この日の最初は、世界中の新聞や報道の歴史に関する資料が収められている博物館、ニュージアム。日本にも横浜に新聞博物館がありますが、こちらは6階建ての大きなビルですごい迫力です。
大ニュースを伝える号外などを集めたフロアには、東日本大震災の被害を知らせる日本の新聞がありました。さらに電気がない中で手書きの新聞を出し続けた石巻日日新聞も展示されています。高校生たちが、ここで働いている人にインタビューしたら、電気もない中でニュースを伝えた人たちの努力はすごい!と話していました。悲しいニュースですが、日本の新聞社の仕事がこういう場所にあるというのはなんだかうれしいことです。
博物館の中にはテレビキャスターを体験できる場所もあり、ニュース原稿を読むのに挑戦してみた人もいます。
次に、アメリカのニュースを日本に伝えている共同通信ワシントン支局を訪問しました。今度の取材旅行のアレンジでは大変お世話になりました。こちらの支局長は飯田市出身の木下さん。7月に赴任したばかりですがワシントンは2度目だそうです。
ここを訪れたのは12時近く。ちょうど日本では朝刊締め切り時間が近付き、忙しい時間帯でしたが、デスクや記者のみなさんが仕事の内容をいろいろと説明してくれました
共同通信が入っているナショナルプレスセンターには、いろんな国の報道機関が入っていて、記者会見場もあります。今日はあいていたので中で写真を撮らせてもらいました。気分は新聞記者! そのあとはクラブメンバー向けのレストランでランチ。米国滞在中はビュッフェスタイルの食事が多いのですが、この日はいつもよりおいしかったかも?
続いて向かったのは、アメリカの公共ラジオ放送NPR(National Public Radio)です。ニュース番組を中心に、全米800のラジオ局に番組を提供しています。看板番組の放送間際の様子も見学しました。東日本大震災を取材した記者に話を聞かせてもらう予定だったのですが、夏休み中ということで残念。アメリカでは、予定通りにいかないことも少なくありません。
朝は曇り空で雨も心配でしたが、晴れてきました。
ワシントン最後のイベントは、野球の観戦です。地元のワシントンナショナルズとフィリーズの対戦。ここでは試合を観戦するほかに、自分で好きなものを買って食べるという「ミッション」もありました。ハンバーガーにホットドッグ、大きなピザ。黒人のお姉さんと話してみたら「飲み物のリストを聞いたら、スプライトとレモネードしか分からなかった…」という人もいましたが、全員夕食を自分でオーダーできました。何事も挑戦!
米国の野球はイニングの合間に、盛り上げる仕掛けがたくさんあり、楽しさ抜群。恒例の Take Me Out to the Ball Game. の歌を聞いて、引き上げました。
これでワシントンの3日間はおしまい。途中で少し体調を崩した人もいましたが、時差ぼけも解消してみんな元気になりました。
明日はフィラデルフィアに向けて出発します。