一般社団法人 長野県新聞販売従業員共済厚生会

第9回信毎こどもスクール

語り合い 参加者たち00.jpg縄文時代の土偶についての説明を熱心に聞く参加者たち

「縄文の夏祭り」

社団法人長野県新聞販売従業員共済厚生会と信濃毎日新聞社共催の 第9回信毎こどもスクール「縄文の夏祭り」が7月21日、茅野市の尖石縄文考古館一帯で開かれました。県内各地から集まった親子80人余りが、縄文時代のお話を聞き、料理や土偶作りを体験しました。

 縄文のお話をしてくれたのは、俳優で日本考古学協会会員の苅谷俊介さん(65)、元県立歴史館総合情報課長の宮下健司さん(60)。歴史プロデューサーの早川知佐さん(35)が司会を務めました。苅谷さんは、全国の遺跡調査に参加して発掘物を見てきた経験から「縄文時代の人々は感性が光り輝いていた」と発言。宮下さんは、縄文土器について「一つの土器に人間のしぐさの絵が幾つも記録された例がある」と芸術性の高さを説明しました。

 その後、参加者は3班に分かれて縄文の暮らしを体験。「縄文のアート」班は茅野市出土の国宝土偶「縄文のビーナス」の複製を粘土で作成。「縄文の料理」班は黒曜石のかけらでニジマスをさばくなどして料理4品を作り、「縄文の音楽・ダンス・ファッション」班は貫頭衣作りやダンスを楽しみました。

 詳しくは、こども記者によるリポートで。 (8月に公開予定)

ダンス班00.jpg貫頭衣を着て、なーのちゃんと一緒に踊りました
黒曜石でナイフづくり00.jpg黒曜石でナイフづくりに挑戦...
縄文のビーナスづくり00.jpg縄文のビーナス うまくできるかな
料理班00.jpgサツマイモと肉の石むし料理ができあがり
語り合い00.jpg縄文時代をめぐる語り合い。俳優で日本考古学協会会員の苅谷俊介さん(右)、元長野県立歴史館総合情報課長の宮下健司さん(中央)、歴史プロデューサーの早川知佐さん(左)の3人が、縄文の文化とくらしについて熱く語り合いました