一般社団法人 長野県新聞販売従業員共済厚生会

取材報告

滝沢 美旺(長野清泉女学院高2年・長野市)

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<好物のあんこ 知名度は低く>

 私は「あんこ」が好きで、ほぼ毎日あんこを使ったスイーツを食べている。今年3月に3週間、語学研修でオーストラリアに行った時、たくさんスイーツを食べた。でも、あんこを使ったものはなく、存在すら知られていなかった。和食が人気の米国の現状はどうか知りたかった。13人にあんこを知っているか質問したところ、知っているのは2人だけという残念な結果だった。
 2人のうち1人は、日本とイタリアのハーフの方。もう1人は同世代との交流会で質問した米国の高校生ソフィア・フィールドさん(18)。「食べたことはあるけど、好きじゃない」との答えだった。食べたらおいしいと思うのに、なぜだろう。その背景には食文化の違いもあるようだ。
 国立航空宇宙博物館別館で女性スタッフのボニーさん(83)にあんこの説明をしたら「米国では豆に砂糖を加える文化はあまりない」と教えてくれた。豆をつぶすこともほとんどしないようだ。ほかに、小豆は知っているが、スペイン系料理やスープの具として使っていると答えた人もいた。
 共同通信ニューヨーク支局の記者、本蔵一茂さんは面白い話を教えてくれた。取材相手などをたまに連れて行く高級すし店では、デザートとして抹茶アイスと、小豆アイスが提供されているという。
 2009年に当時のオバマ米大統領が初来日した際、少年時代に抹茶アイスが好きだったエピソードを紹介した。それをきっかけに全米に抹茶アイスが広がった。ところが、そのすし店では今、抹茶アイスより、小豆アイスを選ぶ人が目立つという。ニューヨークで小豆アイスが頑張っていることを知った。あんこが全米に広がるのも、そう遠くないかもしれない。


<有権者登録の意識高い若者>

 日本では18歳になると選挙権が与えられる。米国でも18歳で選挙権を得るが、すぐ投票できるわけではない。自分で有権者登録をしなければ投票できない制度だ。日本では若者の投票率の低さなどが指摘されている。米国の若者はどのくらい有権者登録しているのか取材した。
 13人に質問し、18歳以上の4人が有権者登録をしていた。17歳以下の9人全員も選挙権を得たら有権者登録するつもりだと答えてくれた。
 アーリントンの高校生ソフィア・フィールドさん(18)は「ほとんどの人が有権者登録する。しない人の方が少ない」と教えてくれた。
 「自分の声を自由に出すことは普通のこと。そこに誰も疑問を持たない」とアーリントンの中学生サノナナミさん(12)は答えた。自分も18歳になったら、有権者登録するつもりだと言う。
 有権者登録をした人が必ず投票するとは限らない。しかし、国を変える一つの手段として選挙をとらえ、自分の考えを持っている同世代に驚いた。自分も有権者になったら投票に行きたいと思う。

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