一般社団法人 長野県新聞販売従業員共済厚生会

滞在日記 7/28同行記者からのメッセージ

 成田空港から1万1500キロ余離れたニューヨークのジョン・F・ケネディ空港へ。フライトは12時間余かかりました。20人の中高生はそのまま、ニューヨーク中心部で国連本部と共同通信ニューヨーク支局を取材しました。13時間の時差と日付変更線を越えたため、1・5日分の活動をこなしました。日本時間で考えると、朝起きて、その日の午前にニューヨーク着。そして半日の取材という今回の旅で最もハードな日です。

 あこがれのニューヨークに着き、「機内でほとんど眠れなかった」という生徒も興奮気味。朝は雨が降っていたのですが、到着時は晴れ。移動のバス内では会話を弾ませました。初取材は眠気と疲労との戦いになりましたが、頑張りました。国連では安全保障理事会の会場や実物の「ベルリンの壁」を見学。国連職員のガイドの方や立ち寄った外交官に英語でインタビューしました。

 共同通信ニューヨーク支局長の船津さんからは、支局の仕事のほか、日本人と日本人以外の特徴のお話を聞きました。海外勤務経験が豊富な船津さんは、日本人について「質問をあまりしない」「列車などで隣になった人と話さない」「困っている人を見て見ぬふりをしがち」と強調。米国、欧州、中国などを含めてほかは逆になっていると指摘しました。生徒たちはどう受け止めたかな。

 ニューヨークでの食事は、昼食が庶民的な手作りハンバーガー店、夕食はホテル内でサーモン料理などを味わいました。当然、アメリカンサイズ! 食文化にもびっくりしました。

 あすは、2001年の同時多発テロの関連施設、メトロポリタンミュージアムなどマンハッタンを駆け巡ります!

P1010396.JPG成田空港の搭乗口で、搭乗手続きについて聞きました0728機内で税関申請書.JPG全日空便のボーイング777機内で、飛行中に1人ずつ税関申告書を記入しました。映画が自由に見ることもできました0728_国連前.jpgアメリカでの初めての取材を行った国連本部の前でみんなで記念撮影

0728_共同NY支局.jpg共同通信ニューヨーク支局の女性スタッフ(左)と船津支局長(左から2人目)にお話しを聞きました0728国連本部・地雷.jpg実物の地雷の展示コーナーで対人地雷問題を考えた0728ハンバーガー.jpg平らげる人も食べきれない人もいた昼食のハンバーガー。ニューヨークでは小振りサイズだそう

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みなさんの感想

otoko.png滝沢颯(信大付属長野2年・長野市)
12時間ものフライトでとても大変だったが、初めての海外でとてもワクワクした。国連本部を訪問し、安全保障理事会の議場を見ました。この場で、世界の最重要事項が決められていると思うと、風格を感じました。また、英語を話すガイドさんに取材をして、自分の英語力を試すことができました。
onna.png工藤茉紗美(長野日大3年・長野市)
1日がとても長かったです。アメリカに到着した時は、とうとう来たなと若干「泣き目」になっていました(笑)。今後も入れるか分からないような「国連」という場所で、ここが世界の中心で支えているんだなと感じることができた。共同通信ニューヨーク支局でも、ここも信毎を支えているんだなと思うと新聞も内容は深いなと、支えの広さを感じました。
onna.png宮入栞(長野日大3年・長野市)
アメリカ大陸NY初上陸です!! すべてが新しい世界で五感を使っても感じきれないほどでした。国連ではさまざまな人がいる中で、アメリカ・NY が世界の中心であることをあらためて実感しました。時間の限り質問もでき、充実した時間を過ごせたと思います。
onna.png南河凜(依田窪南部2年・長和町)
人種のサラダボウルと言われているだけあって、ニューヨークはさまざまな人種の人が歩いていた。ビルは東京で見たビルよりもすごく大きくて、びっくりした。今まで知らなかったアメリカの一面をたくさん発見したいと思う。
onna.png桜井美緒(才教学園3年・松本市)
きょうは飛行機に長時間乗り、身体的そして肉体的に疲労を感じました。けれども疲れている中、国連にて1人目のインタビューをすることができまし た。疲れながらも1日を乗り越えられたのはマンハッタンの街を歩いている数々の犬のおかげだと思います。広々とした敷地を散歩している犬を見て、気分が明るくなりました。記事のテーマをペット関係にしようかと考えたくらいでした。
otoko.png水口竜吉(梓川3年・松本市)
ニューヨークにはさまざまな人種の人たちがいた。その人たちと実際に接したいと思った。実現できるよう自分から声をかけて行きたい。
onna.png米川沙彩(丘3年・塩尻市)
12時間のフライトは最初は楽しかったけれど、2時間ぐらいたつと疲れてきた。空港や国連で外国の方と英語でお話しできて、少し自信がついた。ご飯の量が半端なかった。国連で会議場に入ったり、展示物を見たりしていろいろな経験ができた。
otoko.png登里祥伍(開田3年・木曽町)
国連本部で見た対人地雷廃絶の活動を紹介するコーナーが印象に残りました。地雷を埋めるのには1個、3分300円ほどですが、撤去するには1個300ドルで長い時間がかかると聞きました。地雷の問題は、いままであまり知らなかったので、これから考えていきたいと思います。
onna.png山村未悠(長峰3年・茅野市)
飛行機に乗る前は、12時間も乗っているなんて考えられなかったけれど、実際、乗ってみたらあっという間でした。ニューヨークに着いたら、雨は上がっていて暑かったです。建物が高くてすごかったです。国連本部ではいろいろなものが見れたり、たくさん知らないことを聞けて、本当に良かったです。
onna.png小沢梨々香(豊丘1年・豊丘村)
きょうの飛行機の中ではドキドキしていて、あまりよくねむれませんでした。機内食もとてもおいしかったです。昼食に食べたハンバーガーの大きさ にびっくりしました。国連本部では安全保障理事会の会場をみたり、ガイドさんの話を聞いたりしました。家族にはがきを国連のポストから送りました。共同通信ニューヨーク支局では質問の練習をしました。つかれたけど、楽しかったです。
otoko.png市ノ瀬椋(飯山2年・飯山市)
機内での睡眠不足でイマイチ良い取材ができなかったが、タイムズスクエアの景色を見て、眠気も覚めて最高でした。
onna.png青木文奈(屋代2年・長野市)
初めての海外で最初はすごく緊張していたけれど、みんなと楽しく1日を過ごすことができました。空港から「せーの!」で踏み出したニューヨークは、何もかもが真新しく新鮮でした。明日からはできるだけたくさんのことを吸収し、新しい自分を見つけられるように頑張ります! ご飯が多くて太りそうです(笑)。
onna.png清水千花(上田2年・青木村)
トイレの芳香剤の匂いが強めでした。早くも匂いで酔ってしまいそうな予感。ほぼあたり。ジュースのコップやハンバーガーのサイズはやっぱり大きかったです。あと紙ナプキンなどの支給が大ざっぱで、日本でこんなにたくさん「もったいない」と思うことはないなーと思いました。
onna.png井出七夕(蓼科2年・東御市)
アメリカと日本の株価のことについて、共同通信のニューヨーク支局で取材しました。1989年当時、日本の株価がアメリカを上回っていた事実について初めて驚きました。国連では11月19日はトイレに感謝する「世界トイレの日」で、世界の大多数の人々がトイレがない状態で生活していることを初めて知り、トイレを普通に使っていたのは当たり前じゃないんだと感じました。
onna.png吉沢華蓮(岩村田2年・小諸市)
空港の玄関から足をふみだして「初めての第一歩!」。NYの街並みは私をワクワクと不安、さまざまな感情をかきたてました。私の取材のテーマの一つに決めていた「夢のNY、憧れのニューヨーカー」まさにそれでした。黒人と白人が腕を組んで歩く姿、モデルのような女性たち、あ~~こんな感じなんだと、明日へのワクワクでさっきから「動悸、息切れ」がやばいです。不安もありますが、絶対話しかけて、スナップをいっぱい撮るぞ!ファイトオー!!
onna.png牛丸瑛理香(松本秀峰中等教育学校4年・松本市)
国連では日本人ガイドの方に説明していただきましたが、インタビューは英語で行いました。学校の資料集に載っていたその場所を訪れ、またさまざま な写真やPKO、食糧支援に使われている道具を見て、世界で起きている問題がひしひしと伝わり、国連への理解も深まりました。インタビューの回答 も聞き取れたので良かったです。
otoko.png浅輪優樹(松本深志2年・松本市)
時差ボケを感じることなくNYの地に到着。入国審査が日本語交じりで行われ、驚きました。国連本部は「加盟している193ケ国のもの」だと聞きました。僕たちは1日に193カ国を訪れたことになります! 明日も元気に頑張るぞ~。
otoko.png細田柊登(伊那北2年・南箕輪村)
僕は国連での取材が一番の目的だったので、超寝不足のきょうが〝本気を出す日〟でした。(同行している)草閒先生と質問を考えて、アタックしま した! 大好きなマララさんが演説した信託統治理事会議室に入ったときは、マララさんに近づけたようで感動しました。
onna.png市岡恵梨(飯田風越2年・松川町)
テレビでよく見るニューヨークを目の前にして、やっと自分は今アメリカにいるんだと実感しました。共同通信ニューヨーク支局長の船津さんのお話 を聞いてニューヨークは常に世界の最先端をいくかかせない存在であること、アメリカにいる人の立場から見た日本人のことを聞いて違った目線から日 本を見ることができました。明日は取材時に常に疑問をもってのぞみたいと思いました。
onna.png塚田奈那(飯田2年・平谷村)
きょう頑張って取材したのは、国連本部です。一番思い出に残ったのは、自分が英語でガイドの方や外交官の方にインタビューをできたことです。総 会会場で、同時通訳者は横の会場で数秒で訳して、会場全体に伝えると聞いて、そんなことできるんだなあと驚きました。ホテルでもフロントの人にも英語で話せました! あしたも頑張ります! 眠いです!